※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ」
の詳細をお読みになった上で、お申し込みください。
作品の枚数もご記入願います。
「文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、必ず
詳細ををお読みください。
お問い合わせはコチラから
今回は、ずっと以前の記事にいただきましたコメントにて
の質問にお答えいたします。
ずっと以前の記事とは、「彼」「彼女」という代名詞は使う
な、という記事でした。
このふたつの代名詞は、日本語では本来恋人のことを
言い表します。
第三者のことを意味するようになったのは、英語の翻訳
で適切な日本語がなかったせいなのです。
しかも、多用しますと、誰のことを言っているのかわから
なくなることもあって、ちゃんと名前でかきましょうとお伝え
いたしました。
今回いただきましたご質問は、その点を踏まえた上での
ものです。
名前が何度も出てきますと、それはそれで煩わしくあり
ませんか。
ごもっともな質問ですね。
戦後生まれの人は、幸か不幸か英語を学ばされました。
そのために、日本語の文法までが英語化してしまったの
ですが、国語の教科書でさえも、主語と述語なんて間違っ
たことを教えるようになったのです。
じつは、本来の日本語は主語を用いないのが一般的な
使い方なのです。
えっ?
本当です。
腹減った。
眠くなった。
明日休みだからショッピングに行こう。
これで充分に伝わりますよね。
しかし、英語では、
アイ・アム・ハングリー、のように、必ず主語を用います。
つまりね、「彼」や「彼女」を名前に変えて煩わしくなると
すれば、その構文自体がおかしいわけです。
その場面での視点者は決まっていますから、始点者の
名前は一度だけ表示すれば済みますよね。
なのに、彼はなどと書くから、他にも誰かいるのかと勘
違いさせてしまうのです。
視点者のことを第三者を意味する代名詞にするのは、
視点のブレでもあります。
では、視点者も含めて男性が複数いる場合はどうでしょ
うか。
その場合でも、彼は、と書きますと誰のことかわかりませ
んから、どうしても名前で書くことになります。
それが煩わしさを生む場合には、なるべく主語としての
名前を省く工夫をした構文に改めなければなりません。
記事でお伝えしたかったことは、視点者のことまで彼と
書きますと視点のブレですよ、という注意でした。
とにかく、抽象的な代名詞の使用は様々な弊害を呼び
読者を混乱させる原因にもなります。
絶対に使わないくらいの気持ちでいましょう。