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今回は、コメントにていただきましたご意見への回答です。
昨日の記事で構成への発想力を説明しましたところ、こう
いうご意見がコメントで寄せられました。
斬新な構成ってどんなことでしょうか。それこそ意味不明
です。
意味がわからないってことは、そもそも発想力がその方向
に向かっていなかったからだと思います。
意識の端にすらなかったものをいきなり提示されますと、
誰でもすぐには理解できませんし、何を述べているのかも
把握できなかったのかもしれませんね。
では、もっと詳しくご説明いたしましょう。
まずは、既存の小説のスタイルを確認してみますね。
登場人物が何名かいて、視点者を定めて会話や描写によ
る時系列に準じたストーリー進行の物語。
これが、もっとも多い小説のスタイルです。
というか、このスタイル以外のものはほとんど見たことが
ないのでしょうね。
このスタイルとは別の可能性を探ろうと考えるのが発想力
なのです。既存の定番品ではなく、オリジナルな作品作り
ですね。
わかりやすくするために、スポーツを例にしましょう。
野球でもサッカーでも、ルールは決まっていますよね。
でも、時代の変遷と共にルールも変化を遂げてきました。
野球は最初10人制でしたし、元はクリケットという別の競
技でした。
サッカーも、今では少人数で楽しめるフットサルという新
競技を生み出しています。
このように、競技の本質は変わらないのに、スタイルは
変わってゆくのです。
小説でも、既存の定番スタイルが一般的になったのは、
ほんの150年くらい前のことでしかなのです。
つまり、人類の歴史からいいますと、まだ未熟な芸術な
のですね。絵画などはその点立派な歴史があります。
とはいえ、絵画でも一定のスタイルを守り続けてきたわ
けではなく、写実的なものが好まれた時代もあれば抽象
的なものが流行した時代もあったわけです。
いきなり新しいスタイルを考えろというのは、さすがに無
理な話でしょうから、まずはルールを少し変更してみま
しょう。
野球を右回りにしたとしますと、戸惑うだけじゃなく、左利
きの人が不利になります。わかりますよね。
サッカーのゴール枠を少し大きくしたなら、もっと得点が
入って面白さが増すかもしれません。
そんな感じの発想からスタートするのです。
小説でいいますと、昨日述べましたような会話文のみの
小説とか手紙文のみでの構成ですね。
それでも小説というものの本質が失われるわけではあり
ませんから、可能性は大いにありますし、実際の作品も
いくつか発表されたことがありました。
発想力というとストーリーの発想ばかりに意識が奪われ
てしまいますが、それこそ発想力の欠如ですよ。
もっと幅広い自由な発想を楽しむことこそ、執筆の醍醐味
というものなのです。