翻訳ものから学ぶこと | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、外国文学の日本語翻訳ものについて、学ぶべき点

を述べたいと思います。




翻訳ものと聞いた途端に、全身に蕁麻疹が出るという人は

少なくありません。


見開き両ページにビッシリと詰まった活字の洪水には、子竜

とて読む意欲をなくすほどですからね。無理もありません。


ということは、原稿の余白も大切だということを意味している

のですが、短編の応募作品で、アレもコレもと無理に詰め込

みますと同じことになってしまいます。




しかし、翻訳者にもよりますが、総じて翻訳ものの描写という

ものは、心理でも情景でも日本人の作品よりかなり詳細です

よね。


まるで描写こそが小説執筆の醍醐味といわんばかりに、じつ

に些細な部分まで描写してあります。


これは見習わなくてはなりません。




また、ストーリーの大胆さは日本人作家にはない発想が多く

なかなか真似のできない作品が多いです。


ことに、作品冒頭の意外さは、世界中に紹介されるだけの

ことはあると納得させられますね。




もしもあなたが文学賞の応募で高評価を受けたいなら、外国

文学の要素を採り入れてみるのもひとつの方法でしょう。


既存の使い古し感ばかり漂う作品よりも、斬新で闊達な作品

に仕上がるかもしれません。