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今回は、コメントにていただいた質問への回答です。
ストーリーは平凡でも、脇役がよければいいと書いて
ありましたが、それだけで文学賞に入選できますか。
というような内容の質問をいただきました。
もちろん、それだけではダメでしょうね。
脇役に触れた意味は、主役のみに神経を奪われて
ストーリーを追いかけることへの戒めとしたものです。
脇役にはさまざまな役割りがあります。
ライバル・助言者・足を引っ張る存在・元気の素など
など、脇役がいてこそ主人公がさらに生きるのです。
当然、インパクトの強い脇役を登場させますとストーリー
にも影響してきますから、相乗効果としての作品の質向上
が望めます。
平凡なストーリーだったものが、脇役の存在ひとつで、
魅力的なストーリーへと変貌するのです。
最初にストーリーを決めたとしても、固定化してしまうのは
問題ですね。登場人物たちの作中の言動によって、絶えず
変化をするものとお考えください。
つまり、最初にストーリーありき、ではなく、最初に人物あり
き、で書き始めましょう。
子竜が常々申しておりますように、小説とは人間を描くもの
であって、ストーリーを描いたものではありません。
ストーリーとは、人物たちによって塗り替えられてゆくのです。