練習していますか | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、執筆の練習についてです。




会社勤務するかたわらに執筆している人は、書く

時間をなかなか割けないと思います。


書きたいという気持ちは旺盛なので、ちょっとした

時間を見つけては書くという繰り返しではないで

しょうか。


でも、それはとても効率の悪いやり方なのです。




仮に、平日は30分ほどしか時間がないとしましょう。


主な執筆時間が週末から休日だけだとしますと、効率

を考えなくてはいけません。


30分だけではほんの少ししか進みませんし、思考を

重ねているだけで過ぎてしまう時間でもあります。


そういう日は、作品の執筆はしないで練習に徹するのです。




以前から何度も申し上げていますが、小説を書くのは

スポーツと同じで、作品を書くのみでは練習もしないで

いきなり大会に臨むのと同じなのです。


下手をすれば、再起不能な怪我をしてしまいます。

体力が途絶えて死に至るかもしれないのです。


それほど無謀なことをしているのに早く気づかなくては

いけません。




よく考えてみましょう。


週末作家のあなたは、生涯に何作品書けるでしょうか。


数えられるほどしか書けませんよね。


だとしたなら、作品ごとの上達など望めませんし、まして

作品数も増えません。




練習しましょう。


対象は情景描写・人物描写・心理描写に限るだけで

いいでしょう。


原稿用紙1枚書けたら合格にします。30分の執筆

時間にはちょうどよいではありませんか。




練習することによって、描写の質はもちろんのこと、

書くスピードも見違えるほどに上がってきます。


そして、週末に作品執筆に臨んでみますと、スラスラ

書けることに驚くことでしょう。


練習の仕方はそれぞれで工夫をしていただきたいと

思いますが、念のため、次回では練習の方法をお伝

えしましょう。