執筆を職業にする | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、執筆という職業についてです。




不景気が長引いているせいでしょうか、小説家を

志望する人が増えていますね。


その一方で活字離れも拡大しており、文学賞

ますます狭き門になりつつあります。


生半可な作品では商業出版されなくなっているの

です。


なので、文学賞を獲っただけで終わる人が大半です。




ここで申し上げたいことは、賞を獲りたいのかプロに

なりたいのかとの問いです。


イコールだと思われがちですが、そうではありません。


出版社というところは売れそうな作品を求めているの

であって、至高の作品を求めているのではないのです。


いくら文献を漁って調べ上げたとて、邪馬台国を舞台

にした小説はそう売れないでしょう。歴史小説で売れ

そうなのは、戦国・幕末・太平洋戦争に限られている

のです。


時代小説では享保年間で、元禄以前の時代はあまり

好まれません。




職業にするということは、それで生計を立てるという

ことですので、一時の流行を追うのではなく、流行に

左右されない売れ筋ジャンルも開拓しなくてはならな

いのです。


そして、特別な職業なのではなく、世間に数多くある

職業のひとつであるとの意識も必要でしょう。


なので、転職や兼業も視野に入れておいたほうが

いいかもしれません。もちろん、そうしなくてもいい

ように頑張ってほしいものです。