電子書籍への対応策 2 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。


※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ

お読みになった上で、お申し込みください。


今回は前回の続きで、電子書籍への対応策です。




前回では、電子書籍といえども出版は出版です

ので、最終的には中身の質が問われますよ、と

お伝えしました。


そうじゃないと、電子書籍は既存の出版社から

相手にされないレベルの作品の受け皿でしかなく、

誰もダウンロードしなくなってしまうでしょうね。




アマゾンキンドルのこともお伝えしましたが、確かに

100万部売れている作品はいくつかあります。


ただし、アメリカと日本の事情が違うことを割り引いて

考えないと、ぬか喜びで終わってしまいます。


日本ではさほどブームにならなかった電子書籍が

アメリカではなぜブームなのでしょうか。


日本でのブームは到来するのでしょうか。




アメリカは国土が広大な上に、書店数が少ないのです。

新聞の宅配が成り立たないことからも、容易に判断で

きるでしょう。


一方、日本ではどこにでも書店があります。どんな小さな

街でも、一軒や二軒はあるのです。コンビニやキヨスク

でも本を売っていますよね。


ですから、アメリカと違って日本では、電子書籍に依存

していた人は少ないのです。




でも、キンドルの規模はさすがに違います。


あなたの作品を日本人がダウンロードしてくれなくとも、

海外で売れる可能性は捨てきれません。


いいえ、人口を考えたなら、海外のほうが多いでしょう。




結論として、日本では電子書籍のブームは発生しにくい

けれど、マーケットとしての大きさは無限だということです。


電子書籍もネットの世界ですので、いい作品を提供すれば

クチコミから必ず売れてゆきます。


ですので、慌てずにじっくりと書き方の勉強を重ねてください。