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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、小説家に必要な資質についてです。
プロになりたい人は、自身の才能よりも資質に
ついて考えてみる必要があります。
才能じゃなく資質ですよ。
どのような作家であるべきか、という点です。
プロ志望の動機としては、書くのが好きだとか
世の中に認められたいなど、何でもいいのです。
しかし、プロとして長く活動する上で、資質が問わ
れるのは間違いありません。出版社も読者も、
資質に重点を置いて見ているのです。
資質とは、その人の人間性のことですね。
言い訳ばかりしている人や平気で嘘をつく人など
は、小説家に限らずどの分野でも不必要な存在
でしょう。
自分を売り込みたいだけで読者へのサービスなど
念頭にない人も、プロとして生き残れませんね。
これでもか、というくらいに、読者のために作品の
面白さを追求する人だけが、書き続けることを
許される世界なのです。
世の中には一発屋という人がいます。
歌手でも俳優でも、最初の一作はバカ売れするの
ですが、いつの間にか消えている人っていませんか。
小説家の世界ではもっといます。
あなたがそうならないよう、文学賞へ応募段階から
ご自分の資質に意識をしてください。
面白さを徹底的に追求した作品が落選するはずなど
ないのですから。