あらすじ同然の小説 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、あらすじ同然の小説についてです。




子竜のところへ、批評をお願いします、と原稿を

送ってきた人は過去に何人もいるのですが、

共通した傾向として、小説の態を成していない

ことが挙げられます。


少しの会話文はあるものの、要所要所の描写が

なく、まるであらすじなんですね。


この作品のあらすじを添えてください、と言ったら

ほとんど同じものが送られてきたりします。




しかし、初めて書かれた作品の多くは、こういう作品

ですので、別段驚きはしませんでしたが。。。


なぜあらすじ的になるのかといえば、場面場面の

要点を、事前に詳細に設定されていないからです。


執筆とはあくまでも作業ですので、それ以前の設定

などが重要なのです。




設定は単純作業ではなく、精密な模型の設計図を

書く段階なのですから、この部分に手を抜いては

いけませんね。


設定と執筆に振り分ける時間は、3対1くらいにしま

しょう。それほど重要だと言うことを覚えておいて

くださいませ。