会話文の難しさ | 小説の書き方教えます

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、会話分についてです。




会話文は書きやすい反面、気をつけたい点が

多々あります。


会話の発音どおりに書くべきか。


方言をどう扱うか。


無口な人の表現をどうするか。


などなど、細かな点での問題はいくらでもあって

作者の頭を悩ませます。




小説の書き方に決められた形式などはないの

ですが、それでも基本が厳然と存在するところ

が戸惑いの原因なのでしょう。


会話文はとかく軽視されがちなのですが、たとえば

女子高生10人くらいでの会話文を書こうとすると

難しさは無限大です。


みんなが同じような言葉遣いで個性がなく、読み返し

てみると誰の発言かわからない部分が必ず発覚

します。




にもかかわらず、読者は地の文よりも会話文に

親しみを感じますので、会話文を甘くみてはいけ

ません。


ケータイ小説の影響でしょうか。最近のネット小説は

会話文が多用されています。


それはそれで良いのですが、だからこそ、会話文

に関する勉強を怠るとつまらない作品に成り下がる

ことでしょう。


会話文なら誰にも負けない、というくらいの研究心

を持って書いてください。