悪人を描く | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。



当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。




小説を書く人のほとんどは善人だと思います。


善人ゆえに、登場人物すべてが善人になる傾向

が強く、同じような人物ばかりになっていますね。


しかも、どの作品も同じ感じになりがちです。




思い切って悪人を描きましょう。

悪人を主人公に据えた作品を書いてみませんか。


たとえば、振り込め詐欺の一員などですね。


物語としての悪人は善人よりも魅力的です。


天下の簒奪を狙う野望多き人物は、天下を守ろう

とする善人よりも人間臭さを感じるのです。




三国志の曹操と孔明がそうですよね。


どちらも登場したときから引き込まれる人物では

あるのですが、どちらか一方を主人公にする場合、

孔明にすると息苦しい作品になるかと思います。




小説の書き方の基本として、要は、善人と悪人

の双方が必要ということなのです。


両者は絶対的な評価ではなく相対的な評価です

ので、善人ばかりの小説は善人を描くことには

なりません。


むしろ、悪人の登場なくしては面白い小説には

ならないでしょう。


悪人を描いてください。