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風韻 ~とあるライターのレビューブログ~

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漫画『ファンタズム』1巻
雨隠ギド 新書館

『甘々と稲妻』の作者の短編漫画です。


主人公の女の子は、人の悪意が見える不思議な力を持っています。
相手がウソをついているのか、わかってしまいます。
便利な能力と思われがちですが、人の嫌なところが見えてしまうのは、かなりつらいことです。
自分の悪意、悪い部分が見えてしまったらどうしようと、鏡を見ることができません。

あるとき、悪意を食べる男「からす」と出会います。
男が人の悪意を食べると、人は意識不明になってしまいます。
女の子には男が悪意のかたまりのように見えます。

ウソなど人の悪いところと向き合ったり、
からすは何者であるのか調べたりするのがこの作品のおおまかな流れです。


人間は表面上いい人そうにみえても、内面ではウソをついてたりして、悪いことがあります。
人間だいたいそんなものかもしれませんが、
それが目に見えてしまうと、どうしていいか困ってしまいますね。
その悪意をわかって付き合うべきなのか、相手が悪いことを考えているなら正してあげるべきなのか。

絵は綺麗で、主人公は可愛らしく、ストーリーも魅力です。
1巻のみなので、気が向いたらちょっと読んでみるみたいな感じでオススメです。
ファンタズム (ウィングス・コミックス)/新書館
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アニメ化もされた4コマ漫画です。

社会人の主人公がアパートに引っ越してくると、
なんと大家さんが中学生でした。
大家さんは学業や交友をおろそかにして、マンションのために精一杯生きています。
主人公はまだ中学生の大家さんにお世話になりながら、
アパートの住人たちと楽しい生活を送ることになります。

この漫画のいいところは大家さんが可愛いところ。
アパートのことに夢中なところが可愛い。
そのほかのことがおろそかになってしまうところが可愛い。

その設定とほのぼのが好きな人にはオススメです。

大家さんは思春期! 1巻 (まんがタイムコミックス)/芳文社
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「それ町」の作者のショート漫画です。

半野良のフルットが他の野良猫たちとわいわいやるショートギャグです。
ほのぼのとしていて、風刺的でいて、石黒正数らしい漫画になっています。
猫パートも面白いのですが、フルットにエサをやっている人間である「鯨井先輩」パートもあって、毎回いろんなネタを楽しめます。

この鯨井先輩ですが、
「それ町」の紺先輩、「ネムルバカ」の鯨井先輩にそっくりな人物です。
一応別人らしいのですが、見た目や性格はほとんど同じでスターシステムのように登場させているみたいですね。

1回が2ページしかないので、時間があいたときにちょっと読むのにいい漫画です。

木曜日のフルット(1) (少年チャンピオン・コミックス)/秋田書店
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石黒正数の漫画です。

響子はしっかり者の性格の漫画家。
そして、その父は頑固で偏屈な性格。時代劇が好きで、庭で模造刀を振り回すような変わり者です。

父に振り回される娘の漫画です。
その父がほんと変わった人で、変なこだわりがあったり、つまらないことでへそをまげたりして、娘をよく困らせています。
それが嫌な感じではなく、面白く描かれているのがこの漫画の楽しさです。
キャラが変だから楽しいというよりも、人間だれでも変なこだわりがあって、「ああ、そういう人いるわ」という日常的な感覚で楽しめます。

実はこの作品、
『ネムルバカ』の先輩の実家の話だったりします。
響子の妹がミュージシャンを目指して失踪しているのですが、それが先輩です。




響子と父さん (RYU COMICS)/徳間書店(リュウ・コミックス)
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『それでも町は廻っている』で有名な作者の漫画です。

主人公は女子大学生(専門学校?)。
ミュージシャンを目指している先輩と寮の同じ部屋に一緒住んでいます。
ちょっとボケたところがある主人公に対して、ワル知恵の働く先輩。
『それ町』の歩鳥と紺先輩に近い関係です。

この漫画の面白いところは、
キャラの個性、やりとり、しっかり設計された構成です。
とっちらかった話のように見えて、うまくオチがつきます。
気にとめないちょっとしたことが、オチに絡んできて、「おっ」と思わされます。

タイトルの「ネムルバカ」とは、先輩がバンドで歌う曲名で、
漫画冒頭に書いてある「先輩が失踪した原因」につながっていきます。
冒頭に「先輩が失踪した」と書かれてる漫画もおかしなものですね。

1巻のみなので、
作者の石黒正数作品を読んだことない人は読んでみるといいと思います。
そのテイストにぐっと惹かれることかと。

ネムルバカ (RYU COMICS)/徳間書店(リュウ・コミックス)
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