エピレーシックはレーシック 手術と同様に、角膜にエキシマレーザーを照射して屈折を矯正する視力回復手術である。
 エピレーシックではエピケラトームという専用の医療機器を用い、フラップと呼ばれる蓋のようなものを通常のレーシックより薄く、角膜上皮という部分に限局して作成する。このフラップをめくりエキシマレーザーを角膜に照射するという手順はレーシックと同じだが、角膜の上皮細胞は新陳代謝するのでフラップはやがて剥がれ落ち、新しい角膜上皮が再生する。そのため、レーシックと異なり眼に強い衝撃を受けてもフラップがずれることがない。
 また、フラップを薄く作成するためレーザーで削られる角膜の厚みと強度を確保しやすく、レーシック手術が角膜の厚さの問題で適応外とされたケースでも適応になる可能性がある。

 (出典)http://ganka.kanacli.net/surgery/epilasik.html
     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF


歴史

 レーシックについては1990年にギリシャの眼科医が開発し、世界で初めて手術が行われた。

 エピレーシックはその約10年後に開発される。

 (出典)http://www.e-shiryoku.net/m70/lasik-history.html

費用
 健康保険が適用されない手術のため、施術する眼科によって金額は異なる。
 両眼で30万円前後の価格が中心だが、両眼で20万円弱の施設~50万円弱の施設まで。

特徴
 ・健康保険が適用されず、手術前の検査も含め全て自費診療となるため、費用がかかる。

 ・歴史が浅く、長い期間のデータが無い。

 ・術後、まれに合併症を起こすことがある。

 ・レーシックが不適応とされる、角膜の薄い人やボクシングなどの激しいスポーツをする人も適応となる可能性がある。

 ・術後痛みがあるため、数日~1週間程度保護用のコンタクトレンズを装着する必要がある。