【飛騨頂上・池巡り】御嶽山に登る【88座目】 | ミクと登る日本の山

ミクと登る日本の山

仕事を辞めて日本百名山巡りの旅!
2017/4/8に出発。
2017/11/17に完登しました!

ちょうど仕事中でした。
職場のテレビで緊急速報が鳴り、「御嶽山が噴火」と短いテロップが表示されたのを覚えています。
当時本州の山を全く知らなかった私は、どこかの島の火山でも噴火したのかと思っていました。
登山で人気の山で、登山客が多く死傷したのを知ったのはその少し後のニュースでした。
あれから3年。
今さらではありますが、今回登る前に、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。



〈ミクメモ〉
御嶽山(おんたけさん)は長野県と岐阜県にまたがる3067mの活火山。
2014年9月の噴火で58人の死者を出したのは記憶に新しい。
現在は噴火警戒レベル1だが、火口から1kmの範囲が立入禁止となっている。
最高点は剣ヶ峰だが、他に王滝口の王滝頂上、小坂口の飛騨頂上がある。
古くから山岳信仰の山とされてきた。
山頂付近には一ノ池〜五ノ池の火山湖が見られる。



今回は濁河(にごりご)温泉の小坂口から飛騨頂上に登り、摩利支天山、規制ぎりぎりのニノ池、継子岳を経由して帰りました。

濁河温泉9:25〜(2時間5分)〜飛騨頂上11:30〜(55分)〜摩利支天山12:25〜(35分)〜賽の河原避難小屋13:00〜(昼休憩45分)〜登山再開13:45〜(20分)〜ニノ池本館14:05〜(20分)〜ニノ池新館14:25〜(35分)〜三ノ池15:00〜(25分)〜四ノ池15:25〜(25分)〜継子岳15:50〜(25分)〜飛騨頂上16:15〜(1時間20分)〜濁河温泉17:35
トータル8時間10分。

雨が上がるのを待って遅めに入山したため、下山も遅れて日没後になってしまいました…
最高点の剣ヶ峰には登れませんが、それ以外は存分に歩き回ったので満足できた山行でした。
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無料の駐車場。
昨日は3台だけでしたが、朝起きるとたくさん停まっていました。
この下段にも砂利のスペースがあります。
昨日のおさらいで、ドコモの電波は良好、登山口横にバイオトイレがあります。
この山域は登山届の提出が義務付けられています。
提出しなかったり、虚偽の内容を出したりすると罰則があるので気をつけてください。
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まずはこの橋を渡ると
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鳥居が。
この登山道もかつて登拝道として開かれた道で、随所にその名残があります。
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神社は壊れていて立入禁止でした。
仕方ないのでここから登山の無事を祈る。
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ここからスタートです。
途中までは自然散策路と同じルートになっています。
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仙人滝。
ここは滝の山と言われるほど麓に滝が多いそうです。
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等間隔でこの数字が出てきます。
飛騨頂上までの目安だそう。
42もあるんだ。
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仙人橋。
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しばらく行ったところが7合目でした。
ってことは温泉は6.5合目くらいだったのかな。
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ジョーズ岩らしいw
足を止めるポイントが多くあり退屈しません。
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湯の花峠。
もうちょいで半分だね。
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岩にペンキで目と口を描いてある。
これは反則だろw
しかし、人食いザメからの無事帰ろ。
メッセージ性がありますね…
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のぞき岩というスポット。
ここから見えているのは外輪山の摩利支天山(まりしてんざん)ですね。
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8合目、おたすけ水。
水場と呼べる程のものではなく、地面をちょろちょろ流れているだけなので、本当に困った時のお助け水ですね。
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森林限界だそう。
この天気じゃ樹林帯歩きの方がいいな…
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と思いきや、バックの景色が神がかっていた。
今日は曇ってはいるけれど、ガスは掛かっていないようです。
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黙々と登り
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飛騨頂上に登頂!
ここは小坂口の登山道と外輪山の交わる点だそうで、特に高いところにあるわけではないです。
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お堂。
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裏手にもオブジェが色々。
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池も見えました。
これは三ノ池ですね。
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近くに五の池小屋。
営業中で宿泊もできるそう。
実は飛騨頂上に出てからというもの寒風が吹きすさび、かじかむ手でやっとこさ撮影しています。
このところこんなんばっかで少し嫌気がさしています^^;
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五ノ池の表記はないけれど、これでいいのかな?
ここの池で常時水が張っているのはニノ池と三ノ池だけだそうですね。
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ここの稜線が9合目。
ひとところに色々あり過ぎてどれを撮っていいのかわからないw
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お昼前だけどまだお腹空かないので、先へ進みます。
とりあえず目の前の摩利支天山に登る。
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乗越?
ここが摩利支天山かと思っていたけど、まだ先のよう。
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お花…
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左手の目前には剣ヶ峰が聳えます。
こんなに近いんだ。
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外輪山歩き。
浅間山を思い出します。
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ライチョウ2羽と遭遇。
北アのより警戒心が強いのか、登山道をテコテコ逃げて行く。
進行方向だから追いかけてる形になってしまうのが申し訳ない^^;
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摩利支天山に登頂です。
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背後に剣ヶ峰を望む。
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相変わらず芸術的な空。
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分岐まで引き返して来ました。
いよいよ剣ヶ峰方面に向かいます。
ニノ池までは行けるはず。
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一旦盆地状のところへ降りるようです。
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賽の河原避難小屋。
さすがに寒さが限界なので、この小屋の中でお昼にします。
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中は割と綺麗。
宿泊目的では使うなと書いてあります。
外よりかはマシだけど、風が強過ぎて普通に吹き込んでくる。
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ご飯は焼きそばと味噌汁と朝の残りの食パン。
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こうすると焼きそばパンに!
…ダメだ、市販品の劣化にしかならないw
しかもすぐ冷めて寒いわ^^;
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食っても暖まらないのでさっさと歩く。
避難小屋周辺。
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ケルンがいっぱい。
この盆地の底が賽の河原のようです。
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登り返すとニノ池本館に出ました。
工事の人が作業をしていました。
再建工事かな?
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そしてその目前に広がるのがニノ池、その奥に剣ヶ峰。
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ニノ池はかつてエメラルドグリーンだったと聞きますが、白濁した、ちょうど硫化水素の硫黄泉のような色でした。
火山灰の影響でしょうか。
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ここから先は立入禁止。
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引き返します。
ここからしばらく行ったところにあるのがニノ池新館。
営業停止中らしくシャッターが降りています。
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当時の灰がいまだに積もっています。
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この先は一ノ池ですが、こちら側にも立入禁止の看板が。
いつになるかわかりませんが、この先にも行けるようになれば、また登りに来たいと思います。
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ここからは三ノ池、四ノ池を通り、継子岳経由で下山しようかと思います。
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湖面へ向かってガンガン下る。
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ほい、三ノ池。
美しい湖です。
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こちらにも避難小屋が。
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四ノ池と、飛騨頂上への分岐。
現時点で15時。
そろそろ下山しないとヤバい時間帯ですが、せっかくなので周回します。
行かずに後悔するより、行って後悔した方が良い。(←遭難者の発想だw)
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四の池は水が無いですね。
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と思いきや、ちょろちょろと小川になって、どこかへ流れ落ちていました。
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ここからガーッと登り返し。
しんどい坂だけど、休んでいる時間はありません。
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祠があるけれど、山頂はまだ先。
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ほい、これですね。
ここに来て晴天。
午後の方が天気が良い予報だったけど、これほどとは。
時間が押してるのにあまり急ぐ気になれないのは、この天気のせいか^^;
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バックは北アの南端の乗鞍岳。
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右側には中央アルプス、その奥に南アルプスが鎮座する。
いやー、無理してでも来てよかったです。
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さて、急いで戻るぞ。
飛騨頂上へはぐるっと帰れます。
ここだけ槍穂高みたいw
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てか空がヤバい。
時間ないのに〜
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後は下るだけですが、現在4時20分前。
日暮れ確定ですorz
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あああ、もうちょっと待ってー!
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仙人橋で日没のお知らせ。
美しい夕暮れだけど冷や汗モノw
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怖いよー!
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最後はどっぷりと暗くなってしまいました。
ヘッドライトは辛うじて使わずに済んだけど、これは遭難予備軍でしたorz
今回はなんか疲れてないのに時間の流れがかなり早く感じました。
それにしても焦る気持ちがギリギリまで起きなかったし、もしかして山に呼ばれていた…?^^;
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麓の濁河温泉、駄目元で日帰り入浴の旗が立っていたところへ行くと、18時前ですがまだ入浴okでした。
ひゅって森の仲間600円。
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最後貸切だったのでw
小さいですが内湯と露天がありました。
源泉掛け流しで、湯の出口に鍾乳石のように析出物が結晶していました。
火山地帯なので硫黄泉かと思いきや、ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー硫化水素・炭酸水素塩泉だそうです。
鉄の味がする良いお湯でした。
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そのご飯は道の駅木曽福島まで来て車中泊。
次は木曽駒ヶ岳の予定ですが、しばらくは雨天続きの予報で、先が見えない状態です…



本日の出費
食費905円
入浴600円
トータル1505円