2026年6月14日、福生市のしろうたカフェで、トークショー「埼玉県の城を熱く語ろう」イベントが無事に行われました!

 

 

長野県、新潟県に続く第三弾、お相手は訪問城数3,000城超えの猛者中の猛者、城郭図鑑さんです。

 

語る筆者。奥は城郭図鑑さん。

 

まずは筆者が、「埼玉県の城」をまるっとまとめてひと語り。

武蔵国の一部でしかない埼玉県。土着の武士たちが鎌倉時代に全国へ散らばってしまったこともあって、「鎌倉以来の家柄」がそのままその地域を領するといったケースが非常に稀で、おまけに江戸に近すぎるせいか大大名は存在せず、川越にしても忍にしても岩槻にしても天守があるわけでもなく(忍には三重櫓がありますが・・)、歴代藩主も徳川譜代が入れ替わり立ち替わりといったありさまで、要するに「地域を代表する」お城にも大名にも恵まれない地域と言えます。

正直、途方に暮れました。最初は(笑)。

 

こんな図を用意しまして。

 

それがある方とのお話を契機に「利根川と荒川、それに地形を軸に話を進めたら埼玉が俯瞰しやすいのではないか」ということに気付き、ここから一気に準備が進みました。埼玉県の西側は総じて山岳地帯、東側は総じて沼沢地帯と大雑把に分けることで、技巧的な山城が多いエリアといわゆる水城が多いエリアがあるという埼玉県のお城の特質が浮かび上がってきました。

さらに、埼玉県で「名城」と呼ばれてきたお城を整理していくと、比企と長瀞という濃密なエリアがあることが示せて、比企には山内上杉氏×扇谷上杉氏の攻防、長瀞には武蔵で数少ない土着の国衆・藤田氏による独特の築城術を織り交ぜることで、その地域に名城が散りばめられた背景みたいなものに迫ることもできたと思います。敢えて後北条にはあまり触れなかったというのも今回のプレゼンの特徴だったかもしれません。

 

小城パートはそれでよかったのですが、面白かったのは城郭図鑑さん。

これまでご一緒してきたらんまるさんやほむほむさんはそれぞれしっかりプレゼンを準備してトークショーに臨まれたのに対し、図鑑さんは準備ゼロ。いわば丸腰での参加でした。これにはたまげましたね(笑)。

そんな状態ながら、図鑑さんが繰り出すお城に小城が合わせ、ならばと小城が投げかけるお城に図鑑さんが答えていくという、話している方もどこに転がっていくかわからない、はらはらするようなトークが展開されていきました。

主催のしろうたカフェさんをして「異種格闘技」と言わしめるトーク。やってる方もしびれました。正直なところ。

 

事前に相談してあったのは、「クイズの賞品は用意しようね」ということくらいで、図鑑さん、賞品は用意したもののクイズの準備がないことを当日になって知り(笑)、筆者が突貫工事で「石碑当てクイズ」をこしらえました。なかなか正解者が出なかったクイズでしたが、実は図鑑さんがことごとく正解を見抜き、的確なヒントを出していったのは見事というほかなく、図鑑さんの記憶の確かさと脳内蓄積データの解析力の高さを垣間見ることもできました。

 

トークショー後の打ち上げ。しろうたカフェさんと。

ちなみにビールは全員ノンアル(笑)

 

結果として、いろいろはらはらしたものの、とっても充実したトークショーになったのではないかと自負しています。

図鑑さん、しろうたカフェさんとは終了後に軽く打ち上げを行い、「もう一回やろうか」みたいな話をしています。

次にやるならいっそ「関東」でいいんじゃないか、みたいな、そんな話も出ましたので、もしかしたらそのうち本当に実現するかもしれません。その節はまた頑張りますので、ぜひ多くの方にお越し頂きたいと思います。お楽しみに!