今回は、両極端な指導員をモデルにして出しました。
我々の業界は、命を預り安全を伝える使命があります。
最近の教習生は、自動車学校ををサービス業的捉え方の一面があります。我々としては、時代に応じた教え方が必要でありますが、ヨイショするだけは、困りますし、ただ言えばいいというのも考え物です。
そこで、お願いです。

 指導員の皆さん、
あらゆる教習生の方と接しているので、教習方法、接遇には苦労されているかと思います。
ただ、それらに気をつけた面で、言うべきことはしっかりと言ってください。アンケートに書かれたくないが故に肝心なことを言わないのが一番いけないことです。

 教習生の皆様へ。
指導員も人間です。相性というのもあって当然です。
うわさに流されず、一度、厳しい先生と言われる方に乗ってみてください。
実は、本当のことを行っているのもこうゆう先生なのです。
教習中はいやなことになるかと思いますが、卒業してからきっと役に立つ事が来るはずです。実は自動車学校は人付き合いの練習の場所でもあるのですよ。

 管理者、設置者、幹部の方へ。
アンケートや数字だけで判断を決めるのは早計です。
「あの先生はいやだった」という意見が出る指導員の方が
しっかりと教えているのも事実です。どんどん現場に出て各指導員の教え振りを見てください。
そこから新たな発見があるかも知れません。それと下の人間は上司、役職者の行動や態度は意外によく見ているものです。

 私も、アンケートには、よくない指導員名で出ることはあります。
嫌われ指導員を演じることもやります。
すべては、安全なドライバーに育ってほしいですから。

 ちなみに、親しみが持て人気があり、しっかりと正しいことを教えてくれる指導員には一度もお会いしたことがありません。
完璧というのは、難しいものなのです。