今日は、私の心療内科の診察日だった。




いつもは、

極力、薬を増やさない先生なのだけど、

今日は増やされた。



まあ、

最近は、

眠れない日があるし、息を吸いすぎて呼吸が乱れることもあるので、仕方ない。




あと、先生から

「ご主人と物理的に距離を置いてください」

と言われた。




「〇〇さん(私のこと)、ご実家で過ごすこともできますよね?」

とも。




良くなる過程で、こういう日もあるよね


と思おう。


苦しいんだから。





そして、一番の問題は、

夫はそのこと(今日の診察の内容)

を知らない。

私は、話していない。




今まで、

私に体調が悪いことがあっても、

今、苦しいんだと話しても、

診察に行ったよと話しても、

全く何も反応が無い。





だから、私は、

いつの間にか、

夫に何も話さなくなってしまった。





反応が無いことに、傷つくのが嫌だから。





たぶん、別居や離婚をしても、

私は寂しくは無いと思う。





だって、同じ屋根の下にいて、無関心な方がずっと寂しいから。





今まで、

「私がおかしいのか?」とか

「私がヘンなのか?」とか

「私の我慢が足りないのか?」とか

思ってきたけど、

違うみたいだ。





普通の大人の男ならば、

何かしらの反応はあると思う。




それが、全くない。




これが、

自閉スペクトラム症

アスペルガー症候群 

受動型または孤立型

の個性なのだろう。





夫のこと、

可哀想

って思っていた事もあったけど、

今は、ちょっと違う。




私の方が、かわいそうだ。





夫には全く困り感はないから。





不思議だな。





きっと会社では、

仕事は出来ているのだろう。





私が最初に、



「夫は自閉スペクトラム症」

(アスペルガー症候群を含む総称のこと)



と知ったのは、

この主治医の言葉だった。





「自閉スペクトラム症の

スペクトラムとは、グラデーションのこと。

例えば、目が不自由な人がいるとします。

メガネをかけてよく見える人もいれば、

全盲の人もいます。

それと同じで、

自閉症も重度の人から、

健常者とわからない位の人がいる

ということです。」




これが、

「自閉スペクトラム症」の説明だった。





2012年だから、

もう、12年も前だ。




当時、私のうつ病の事で

夫と私、一緒に診察室に入った。

(というか、私が一緒に入ってほしいとお願いした)



そして、その後

夫のみ診察室に入り、

先生と話をした。

5分くらいだったと思う。



そして、

その次の診察の時だったかな?

先生から


「恐らくご主人は、自閉スペクトラム症でしょう。」


と言われたのだった。





聞いた後の私は、




え?何それ?

自閉症?そんな事ある訳がない!

会社勤めしてるのに?

でも、もしかしたら...。

という気持ちで



混乱した。





そして、

「夫は普通なんだ」

と思い込もうとしていた。





あれから、12年、

良い時もあったけど、

辛い時の方が多かったかな。




子供がいたから、

母の支えがあったから、

心療内科の先生がいたから、

カウンセラーの先生がいたから、



だから、

なんとか

頑張れた。






ここまで読んでくださり、有難うございました。