平林寺の紅葉(5)-紅葉山
13万坪の境内林が本殿の後ろに、広々と広がっている。武蔵野の面影がそのままに残されている。その一角に野火止塚があり、一段と高く物見に使えるようになっている。野火止用水の名前の由来はこの塚にある。本殿の庭に野火止用水の一部が通過するように設計されているが、現在は水は少ない。野火止用水は江戸の町まで繋がっており、江戸市民に水を供給していた。
楓の木の高さはどのくらいあるのであろうか。鬱蒼としてその高さを競い、紅葉が燃え盛っている。平林寺の紅葉はその規模において一番ではなかろうか。
雪の降った朝の景色もよさそうであるが、未だ撮影したことがない。自転車で17kmあり、上り下りの坂が多いので、自転車で行くのは憚れる。この冬は電車で訪ねてみたいものである。