このシリーズの終わりに、現在の寅さん関連のことを少しだけ。寅さん記念館に行くと柴又の遺跡についてのコーナーがあった。柴又八幡神社の境内に遺跡があり、寅に似た埴輪が出土したらしい。随分古い時代からこの地域に人が生活していたということである。その埴輪が帽子をかぶったようであり、寅に似ていることに山田洋次監督が驚いているとのこと。神社に回って見たが誰もおらず、新しい神社は鳴りを潜めていた。
矢切の渡しは演歌が有名すぎて、ここを訪ねる人は何もないことに驚く。昔は江戸川を渡る渡し舟としての使命があったであろうが、現在は観光名所である。川向こうは伊藤左千夫の「野菊の墓」の舞台である。 
最後に透かし彫りを一枚。仏の祈りが世界の隅々まで及ぶように、皆様のもとにも届くように。

柴又八幡宮

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寅に似た埴輪

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柴又駅前の寅の銅像

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矢切の渡し

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透かし彫り

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