箕輪町長選挙を控え、報道の眼。 | 白鳥まさのりのブログ

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箕輪町長選挙も13日(火)の告示が迫っています。

私の後援会の皆さんの活動も最後の準備に余念がありません。

 

私にとっては、選挙戦を前にして、地元紙による箕輪町の現状分析、報道内容が大きな注目点です。政策的課題として考えていくべきものです。

 

 

■長野日報は、町の現状と課題を2回で報じました。

 

①農地の保全

 農家の高齢化と若年層の担い手減少により広大な田園風景でもあるが、農地が維持されるか。

 法人みのわ営農などの現状から、人材確保、移住希望者の通年雇用なども視野に既存組織の見直しなどが必要。

 

②子育て環境、生活環境の見直し

 「みのわ~れ」、住民満足度調査の結果、子育て中の皆さんとの座談会などから、生活レベルでの安全安心の課題が多数。

 「子育て環境の向上=住みよいまちづくり」など、全庁共通テーマの具体化を指摘。

 

 

■信濃毎日新聞は、ものづくりを軸に発展してきた箕輪町の道筋を3回で報じました。

 

①若い女性中心に続く人口減少

 町の人口から、年代・性別別で、15歳~49歳の女性が減少分の7割になると指摘。

 子育て世代定住の効果的施策、きめ細かなサービスを。

 

②製造業 高齢化で事業継承課題

 町の製造品出荷額は、1592億円(2016年の工業統計)で堅調に推移しているものの、高齢化による事業承継が喫緊の課題。従業員1人の事業所68社のうち32社が廃業の意向という。

 従業員が少なくても、独自技術を持つ企業が多い。

 機械や技術を持ち寄って協力する体制をつくれないか。

 「ものづくり交流プラザ」の例もあり、共同受注、新事業開拓、独自製品の共同開発へ。

 製造業の活気が町の税収、働く場の確保につながる。

 地域経済の足腰を弱らせないためにスピード感を持った対応が必要だ。

 

③国体フェンシングへ会場・財政課題に

 昭和53年のやまびこ国体以降、町は、「フェンシングの町」として競技が盛ん。

 27年国体に会場地として名乗りを上げたが、一次選考案に含まれなかった。

 施設、体育館は、国体基準を満たしていない。

 新しい箱ものは、町の財政を圧迫しかねない。(実質公債費比率、将来負担比率)

 これまで積み上げてきた財産を引き継ぐには、箕輪町でやってほしいとの声も。町長には、重い判断が。

 

 

■みのわ新聞は、「暮らしやすい箕輪町の実現を」目指す当町の現状と課題を、2回にわたり特集した。

 

①移住定住対策

 移住定住施策、製造業の雇用増、幅広の施策効果もあり「2万5千人」の維持が続いている。

 しかし、高齢化により避けられない自然減、若者や女性の転出増加、女性の人口が男性を下回っていることが課題。特に20代女性の転出が出生数の減にもつながる。

 学校や企業、地域との連携、子育て支援の充実など、「戻って来たくなるまちづくり」に向けて、多面的な取組が求められる。

 

②基盤整備に財政運営

 先送りしている事業は、ハード面が多い。的確な財源の確保、計画的な実行が期待。

 老朽化、耐震性不足などで、体育館、武道館、博物館、木下保育園、にこりこ一帯、フェンシング会場

 決算では、起債の増、財調の取り崩しが見られた。経常収支比率も増。

 扶助費の増、エアコン導入も。

 多様化する行政サービスへの対応と引き続き慎重な財政運営が求められる。

 

 

(3紙を見ての感想)

・地元3紙で延べ7回の特集記事。

・人口減少、財政運営、子育てや若者世代の課題などが記事の材料になったが、基本的な認識、発想は3紙とも同じに感じた。

・人口減少の問題は、私が大きな課題とし過ぎている感もある。

この4年間で政策的な遅れをカバーしてきたが、まだ達成感がないことが様々な分野に見える。

・財政面での指摘は、そのとおり。指標、数値を良くすることは、仕事をしなければ簡単だが、それでは本当の安全安心につながらない。表面的な政策で安全安心といっても本物ではない。

・いずれの論調もありがたい指摘。