帰りにね。
仕事の愚痴を話した。
最近、ちょくちょく話してるんだけど。
前は、仕事がしたくて、息子を保育園に預けたくて。したくて、したくて。
でも、夫にも義母にも反対されて。
でも、したくて、したくて。
お金にもならなくていい。保育料に消えてもいい。たくさん損してもいい。私のしたい!を頑張って叶えた。
その頃、周りから、自分の子どもを預けて同じ年齢の子をお世話するってなに?理解できない。子どもが小さいうちは家にいた方がいいよ。
そう言われる度に、仕事は仕事。同じ年齢の子供みるとか関係ない。子どもを預けてOLしている人と同じ。子どもが小さいうちは母親が育てる方がいいっというより、私は子どもは沢山の大人が育てる子育てをしたい。
そう思って、何も揺れることなく仕事を始めた。
しかし、実際してみて分かることもあった。
現実は厳しいことも沢山あった。
子どもの病気でほとんど出勤できない。
急な休みでしょっちゅう職場に迷惑をかける。
看病はとても疲れる。疲れたまま、子どもが登園できるようになれば、病み上がりでも登園させ、まだ家で休ませたい気持ちもあり。私は疲れたまま仕事に出勤する。休みは休みでも、休みではない。
保育料に消える給料どころか、休みが続き保育料さえも払えない。
子どもを預けて、子どもをみて。お金もかせげず。毎日、朝から寝るまで走り抜けて。
私、何がしたいんだろ?
私の気持ち見えなくて。
そんな時に職場の人に
なんで、そんなに早く仕事に出たの?
子どもが小学生、もしくは中高になってからでもよかったんじゃない?
自分のところと同じ年齢の子をみて。
前なら、私は違う考え方なので。と思ってたけど。
このときは
「そうだよな!その通りだよ。」って思った。
なんで、私、仕事始めちゃったんだろ。
でも、でも、でも。
やめたら、また、あの頃の気持ちになる。
でも、仕事辞めれないのは家から近くて紹介だからじゃない?
きっと辞めたいのがわたしの本音?
うーーん、違う気もする。
自分のしたいことのために、たくさん損をしてもいい!って始めたけど、実際はしたいことも疲れから曇り始めて、たくさんの損としたいことの比率があまりにも差があって。
現実はキビシー
でも、夫にそんなことを帰り道で話してたら
「〝仕事がしたいからしてるんです。私はしたいことをしてるんです〟って言ったらいいじゃん。」って言われて。
あーーーーーー!!!!そうだよな!そうだよな!
私、気持ちが揺れただけ。
気持ちが見えなくなっただけ。
ホコリをはらったら、ただあるのは私の気持ち。
たくさん、損してもいい。
そう思って始めたけど、始めてみたら、損が大損だー、したいことしてるけど、体力的に辛ーい。
そう、したいことって、したいことするまでも凄く勇気がいて。それを超えたら良いことだけって思ってたけど違った。
したいことしてても嫌なことはある。
全てが手に入るわけじゃなくて、したいことだけ手に入って。それ以外は損をしたり、嫌だったりする。
ずっとルンルンなわけではない、凹むことも嫌になることもある。
だから、何が本音か見えなくなるんだよね。
で、したい気持ちの本来を思い出した、この仕事を始めた時のことを思い出した。
私はOLから保育に転身した。
OLの時はお給料が高いかどうかが基準だったので、保育に転身するとき資格もなかった私はお給料が3分の一になった。
通勤も片道2時間かかった。
でも、この仕事をしてみよう。と始めた。
仕事始め、子どもの声があまりに大きすぎて、頭痛と熱が出た。
体力的に凄くハードだった。子どもの効率の悪いところが苦手だった。
私は大きい声と、効率を重視できない仕事。苦手だった。
でも、私が感じたのは、仕事の楽しさと感動だった。
この仕事を知れば知るほど、「うわぁーーーーー、人間面白い!!!!!」と心踊った。
尽きることのない学び。
答えのない仕事。
ずっとずっと欲しいと思っていたものだった。
お金がない、体力的に辛い。それを手にしなくてはいけなくても、私はこの尽きることない学びと答えのない仕事が好きだ。
それが見えなくなることも、してれば出てくる。毎日が楽しいわけではない。ただ分からず過ごすこともある。
それでも、たまにフト、思い出す。