music/cine note N

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新旧映画にときどき音楽のこと

 

 六本木ビルボードでは今まで2階や3階のカジュアルシートでしか観たことがなかったけど、この日買えたのは運良く初めての1階席、ステージ上手のギターのMike Keneallyさん側の2テーブル目だった。こんな前で観られるなんて…大昔のホールライブじゃありえない(感涙)。
 アンコールまでの曲進行は前日と同じだったと思う。彼らのツアースケジュールは追加公演が入ったことによって、大阪での最終日まで4日間8ステージ連続で行われるという結構ハードなものになったけれど、この日最後の東京公演・最終ステージではボーカルのMarcもより暖まって声が出ていたような?、贔屓目かもしれないけども。
 途中何曲かはギターが抜けて3人で演奏される曲が何曲かあるのだけれど、舞台袖の椅子にかけてステージを見守っているMikeの表情は明らかに心からライブを楽しんでいる人のもので、とてもいい表情だった。Nevermoreでのバイオリンとギターの掛け合いからユニゾンなど演奏が素晴らしかったのは言わずもがな。
 表情といえばドラムのMarco Minnemannさんも、曲の入りのタイミングとかでエディとアイコンタクトを取っているのだけど、ほぼお互い笑顔で交わしていて信頼関係が深そう。そういえば前日の横浜では3か4曲目あたりでドラムセットのトップにあったシンバルを調整したりでやり直したりしてたけど、この日はバッチリだった。ところがぎっちょん………

 

 アンコールで待ちに待ったNight after Nightのあのイントロでもう気持ちが振り切れそうになってしまってた自分だけど、半ばのキーボードソロは音がエレピっぽかった。今回はそういうアレンジなのかな?なんて思いつつ、ずっと生で聴きたかった願望が叶って興奮していたのだけど、終わったところでエディがマイクに向かいトーク。「ツアーにあたっては事前にすべての曲をコンピューターにプログラムしているわけですけど、どうやらそれが不具合を起こしたようです。みなさんもご存じのとおりコンピューターってそうこと、よくあるものですよね。なのでここでサヨナラを言わなければならないようです」みたいなこと。…えええーーー?!そんなのあり!?そりゃ、もう夜も遅いし明日は移動兼最終公演とはいえ…。残念そうではあるけれど割とあっさりげにスミマセンと引き上げようとするエディ。その間、他の3人はステージであれ?みたいな雰囲気だったけど(Marcがなにかいろいろ言ってたけど聞き取りできず)。そしたら後ろのミキシングですかね?タクにスタンバっていたツアースタッフのかたが「 I fix it!!」と叫んでステージにかけてきて、エディは「あ、できる?」みたいな顔。というわけでスタッフさんが直している間、彼は観客に向かって「えーと、じゃあ皆さんから何かリクエストはありますか?」と場をつなぐことになったのだ。…そのセリフ、前の週にもここで聞いたわね(笑)。それでどなたかが「Out of the Blue!」(ロキシーの)と声を飛ばしたところ「それはこのメンバーではできないよ ふふふ」と笑顔で返してた。でもって「そうだ、それではMarco Minnemannのドラムソロと行きましょう!」と無茶振り?されたMarcoのドラムソロが急きょ始まったのでした。これまたすごいテクニック。アンコール前の本編でソロのコーナーは設けられてなかったし(それでも曲のなかで見せどころは多数)なんだかとても得した気分。その間、エディは真剣な顔でテックの方と確認作業。Marcoに目が釘付けだったのでMike&Marcは何してたかわからず。そして無事に調整が済んだ頃合いを見計らって、ソロは20世紀FOXのファンファーレのリズムを刻んで無事終了、アンコール最後のThe Only Thing She Needsが無事にスタートして、大盛り上がりのフィナーレとなったのでした。アクシデントあけをのぞいても、これ以上ないほどの盛り上がりに大満足のステージだった。
 

 というハプニングも含めて、とにかく貴重な充実の2日間でありました。本当にこれが最後の来日なのかしらん? もちろん今回のステージには大満足だったけれど、できればまた来てくれたらいいな。

 

2026.02.26 @ビルボードライブ東京

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 エディ・ジョブソンのライブを観にビルボードライブへ行ってきた。 

 U.K.の初来日を収めたライブアルバム「Night After Night」はとても好きなアルバムで今に至るまで繰り返し聴いている。本物を観ずに終わってしまったな…と常々残念に思っていたけれど、ライブ活動を引退していたエディ・ジョブソンが前言撤回&最後のステージとして選ばれたのはニッポン!というので、これは!!と思ったものの気がついたときには東京公演はすでに売切…。横浜公演はまだ残席があったので、春の雨の中、お初のビルボードライブ横浜の1stステージへいってきた。チケット購入後に東京の追加公演が決まってカックンしたのだが、、

 

公演中の写真撮影不可ということで会場の雰囲気を


 客電が落ちてSEの重低音が響くなり、うわっアラスカ?といきなり興奮、と同時に下手より現れるエディ、お客に一礼するとキーボードへ向かい、彼のイントロに導かれるように3人のメンバーがステージへ。あとはもうAlaska〜Time to Killのメドレーに感激。写真でしか見たことがなかったあのクリスタルバイオリンが取り出された時にはさらにさらに感激。ボーカル/ベースのMarc Bonillaさんは、高音パートはちょっと音程下げたりもしていたけれど、なんとなくジョン・ウェットンぽい、とこの前のASIAのときのように思う。彼もキース・エマーソンのユニットで活動していた人だそう。エディとも以前からは一緒のステージに立っていて、帰宅後にみたYouTubeには様々なライブの様子が残ってた。
 「Danger Money」、そして3曲目にして演奏された「Rendezvous 6:02」には思わず落涙。曲の合間にはエディさん(なんかいかにもプロフェッサー的イメージでここから「さん」づけで)がマイクの前に立ち、ちょっとしたトークもあった。「79年のライブを観た人はいますか?(ちらほらと皆さん挙手)おー。では再結成ライブを観た人は?」と。続いて、しばらくステージを離れていたけれど、またUKの曲を演りたくなったのでまだできるうちに、と思った。だから初めて来た時からずっとサポートしてくれた日本の皆さんのところに演奏に来ました、みたいな内容だったと思う。そういえばリバイバルでも何度も来日していた彼、意外と律儀な人なんですね。
 実を言うとエディさん、若かりし時にはいかにも英国貴公子然としたルックスでバイオリンを操る、才気溢れた若手ミュージシャン、っていうのがあまりにもできすぎなイメージで、当時の自分にはちょっと敷居が高かったのだけど、現在は非常にいい感じに年齢を重ねていらっしゃり、今ごろときめいてしまったアテクシは鈍すぎるミーハーなのであった。
それはともかく………
 そんな今まで聴いてきたあのライブアルバムの曲たちが再現されていくステージに圧倒され、ただただ「すごい」しか感情が追いつかなかったのだけれど、「Caesal's Palace Blues」大ラスの圧巻ソロが決まって観客がいっせいにブラボー!!と立ち上がると本編は終了。舞台袖に下がるより湧き上がるU.K.、U.K.!のコールにメンバーたちもニコニコ応えて、じゃあ(引っ込む時間ももったいないから)もう2曲やります、とそのままアンコールに突入。「The Only Thing She Needs」とたしかビル・ブルフォード(ブラッフォード)の「The Sahara of Snow」で大団円。「Nothing to Loose」「As Long as You Want to me Here」やらなかったなあ、なにより「Night after Night」聴きたかったなあ…。でも、お客さんの盛り上がり含めてとってもいいステージだったし、まあいいっか。でも、チケットがもしあったなら翌日も観たいかも…とちょっと後ろ髪を引かれた。

 

 そして帰宅してSNSをみたら、なんとその後2ndステージではナイトやっているではないですか!? 次の瞬間、翌日の東京追加公演2ndをポチっていた…。嗚呼、追加公演があって、かろうじてチケットも買えてよかった…。そして繁忙期ではなかった自分のスケジュールにも感謝したのであった  (続)

 

2026.2.25 @ビルボードライブ横浜

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ビルボードライブ東京でAsiaを観てきた。
去年も来ていたそうだけど今回のステージは1983年の初来日公演の再現、という触れ込みだったので行ってみた。

 

 

 初来日はたしかMTVだったかの生中継が入るとかでライブ開始時間は真っ昼間だった。来日の前にジョン・ウェットンからグレッグ・レイクに変わってしまったのが個人的にはちょっと残念だったんだよね。
 そのレイクもウェットンもすでに故人となりオリジナルはジェフ・ダウンズのみという今回のメンバー、ほかは誰が来るのかしら?と思ったらギターは元It Bitesのジョン・ミッチェル。ドラムにはVirgil Donatiという人でわたしは知らなかったけれど、上の方から見えた限りちょっと変わった腕使いだなーと思ったのだけどジャズっぽいんですかね? あとボーカル/ベースのHarry Whitleyという人も知らなかったけど、ほぼオリジナルに近いキー全開で歌えるのには感心。

 

 曲は告知どおり、といっても前回のセトリは例によってほぼ憶えていない自分なのでアレだけど、ぜんぶヒット曲というかほぼ1枚目2枚目のアルバムからの曲だったと思うけど「Cutting it Fine(流れのままに)」では後方の暗幕というかカーテンが開閉するという、ビルボードにしてはめずらしい?演出もあったり、あと「Don't Cry」ではステージ袖で立ち会っていたマネージャーさん(と言ってたと思うけど)が両手に「ドント」「クライ」と書いた紙を持っていて、さりげなくお客にコーラスを促すというおちゃめなアピールもなんかかわいかったw。全体的にいい雰囲気。

 

(右端のおじさん)

 

 沁みたのは「83年のステージでボーカルを担当してくれたグレッグに捧げます」とジェフが紹介して始まったELPの「Lucky Man」でこれが本当にとてもよかった。そういえばキース・エマーソンも、ビルボードでの公演予定の約ひと月前に突然の訃報があったな…などと思い出してちょっとしんみりしてしまった。
 大ラスアンコールはここしばらくの定番らしいのだけど「Video Killed The Radio Star(ラジオスターの悲劇)」で大いに盛り上がってFINEとなった。

なんというか、ほどよい懐かしさに浸れた、いいライブだった。

 

(ヴァージルさん、ジョンさん、ハリーさん、ジェフさん)

 

カール・パーマーとスティーヴ・ハウは元気なのかな

 

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