最近つくづく映画が面白くなっているな、
と思うこの頃です。
自分と同じ世代の人が監督になってきているから
同じ時代を生きてきた人たちの
世の中に対する問題提起とかそういうことに
共感しやすいのかなと思ったりしてます。

まずは「あんのこと」
映画館でのこの映画の宣伝見てから
あ〜、積木くずし的な内容?
と思ってました。
私自身、積木くずしは知ってるものの
詳しくなく、でも
実際の話であることは知ってます。
壮絶な家庭の話。

あんのこともそうかな、と。


 


見てみたら

やはり時代は違えど、またパターンは違えど
家庭環境の問題。
家庭環境というか、この映画の場合、
主人公のお母さんの問題が娘を蝕んでるんですが
何とも言えない気持ちになりました。

でもどういう人(親)と巡り合うかは
選べないよなぁと思いました。
逆にその人が生まれる前に選んだ
人生なのかなぁと思ったりもしました。
苦しいですけどね、

実話だけにとても丁寧に、その人たちの
尊厳を守りながら作られてるなぁと
感じてしまいました。
優しい監督、俳優たちの映画だと思います。

ちなみに
この監督の伯父は入江観という有名な画家です。
そのことに驚きでした!
キャストも好きな人たちなので、どういう映画なのかワクワクしながら観ました。
やっぱり人を観に行くという感じですよね、
映画は。



次はSMAPつながりという訳ではないですが
「碁盤切り」
北野武の「首」に続いて再び時代劇映画。


 



草薙剛さんの演技が最近評価されていることも
気になっていました。
清原果耶さんや斎藤工さんも出てるので、
気になるキャスティングでした。

時代劇のセットというか、ロケーションというか
美術さんたちの力なんだと思うのですが
実際どんな時代だったのかなぁと
思いを馳せながら見てしまう風景でした。
それだけでも必見の価値あり!といいたいくらい
興味深く見入ってしまいました。

内容は、この時代の、特に武士の生き方や価値観を
考えさせられる映画でした。
コロナ禍以降、時代や生き方が凄く変わったし、
その狭間を過ごした私たちには
面白く映ることと思います。


やっぱり映画っていいですね
(水野晴郎さんの名言)