きみはなぜ働くか。―渡邉美樹が贈る88の言葉/渡邉 美樹

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ワタミ社長の渡邉氏による、若者へのメッセージ本です。
 
1つの内容につき2ページという読みやすさながら、中身はかなり的を得たビジネス、自己啓発書でした。
できれば、高校時代に読めたら最高でしょう。

きっと、バイト、就職先でかわいがられる人間になると思います。

書いてあることは、当たり前のことからはじまり、高いレベルのものまでありますが、渡邉さんは、夢を持ち、こうして成功しているのですから、内容を実践し成功した見本として、素晴らしいと思うのです。

人の目をみて、きちんと話を聞き、誠実に生きること。
いい加減に流して生きないこと。
夢を持って、志を高くすること。
感謝し、傲慢にならないこと。

と書くと説教くさい感じがしますが、中身は渡邉節というか、個性があり、熱いですがそれが嫌ではありませんでした。相性もあるのかな?


私が特に残った言葉は、
「鈍になれ」という部分でした。

 「鋭であるけれど、鈍」「鈍でありながら、鈍」 この2つが渡邉さんがおっしゃる、お勧めの生き方だと説いています。
 悪いのは、「鋭でありながら、鋭」「鈍であるのに、鋭」 だとか。

 私なりに解釈すると、すべてを見通す鋭さがあるが、人を信じて一生懸命生きることができる人。
もしくは、不器用だからこそ、一生懸命生きる人は幸せになれる。

 逆に、鋭敏だからこそ、人にも批判的である人、完璧でないと自分も人も許せない人。
不器用なのに、人に対して批判して逆恨みするタイプ。 などは、苦しいだろうということなのかな、と私なりに解釈しました。

 この本を読みいくつかでも実践できれば、、一目置かれる社員(バイト)になれることは間違いありません。良かったら、読んでみてくださいね。