母が亡くなって丸1年


時間が経っても悲しさは癒えません

あの時もっとこうしてあげれば良かった

って後悔ばかりの日々でした


あの時はショックすぎて詳しく語る事ができませんでしたが

1年経ち、少し書いてみようかなという気持ちになりました

長文ですので、ご興味あれば読んでください


少ししたらアメ限定記事にする予定です


去年の2月

足が痛くて歩けないという症状があり

かかりつけ医を受診し「冷えだからお風呂でよく温めて」と言われ鎮痛剤処方

全く良くならず、整形外科を受診するも骨や筋肉に異常なしと言われる

よく症状を聞くと下肢血管の閉塞っぽいなと思い

近所の循環器内科を受診させる

閉塞性動脈硬化症の疑いで総合病院に紹介状が出る

翌日総合病院の循環器内科の受診に付き添う

これが3月3日のこと


総合病院で閉塞性動脈硬化の可能性が強い、閉塞部位の特定のため血管造影検査を勧められる

血管造影の準備のため血液検査

血液検査の結果が出て呼ばれた時

「腎機能が悪すぎて、うちでは対応できない」と言われる

確かこの時のクレアチニンが5.0台

透析ができる病院でなければ造影剤を使った検査は危険だからと


腎機能が悪いなんて寝耳に水

本人もキョトンとしている

総合病院の医師は「U先生(かかりつけ医)から何か言われていないのですか?」と質問するも母は「ちょっと尿酸が高いって言われてます」


「U先生にお手紙書くからこの後受診して」と言われ、午後にかかりつけ医を受診


総合病院からの紹介状を見て

「僕も足の血管の詰まりだと思ったんだよね」

えっ!ろくに診察もしないで「冷え」って診断したんじゃない?と心の中で思いました

(これからもお世話になるので、堪えました)

U医師によればだいぶ前から腎機能が悪く、いずれは透析になると説明していたといいます


母は私にそんな話は全くしていません

「尿酸が高い」としか言ってませんでした


そして失礼な事にU医師は母がボケているとジェスチャーしてます

呆れますよね

患者に理解力が乏しいと思ったなら家族を読んで説明するという事は考えなかったのでしょうか?


そして近くの透析病院に行くように指示され翌日受診する事になりました

U医師はそこの透析病院の院長とお友達みたいでした


翌日入院し、週明けに入院が決まりました


月曜日妹が付き添い入院し、午後から主治医の説明がありました

頸部の血管にチューブを入れ透析し、金曜日に下肢の血管造影をし、治療する

その後にシャント作成して本格的に透析導入します

という内容でしした


コロナ禍で面会はNG、入院当日特別にという事で透析中の母にちょっとだけ会えました

これが母の顔を見た最後でした


金曜日、血管造影の検査が終わったところで主治医から電話があり報告を受けました

下肢の閉塞部位は特定できました

カテーテルで治療できます

一緒に心臓の造影もしましたがこちらは問題なしです

という内容でした


翌日の明け方病院から電話

当直医からでした

「急変したのですぐきてください」


病棟に着くとそこには

人工呼吸器に繋がれた母の姿

「3時頃まで会話をしていたのですが、急に意識がなくなり呼吸が止まったので蘇生しました、

8時になったら主治医が来るので、今後のことを話し合ってください」

そして顔面に大きな出血班と腫れ

どうしたのか尋ねると「転んでぶつけたみたいです、ちょうどその場にいた看護師がいるので説明させます」

看護師からは「トイレに行くと言って歩き出したところで膝から崩れロッカーの顔面をぶつけました」と説明

耳を疑いました

造影検査後の最初のトイレに付き添いしなかったの?

転ぶの見ていて手を貸さなかったの?


「頭部の検査はしてないのですか?」

との質問に

「人工呼吸器をつけたので検査室に入れないのでしてません」

信じられません

転倒してから意識がなくなるまで数時間あったでしょ、いくらでも検査できるよね!


8時すぎ主治医が出勤してきたのを待っていたかのように

心電図の波形が0になりました


そして信じられないのが

モニターのアラームが鳴っても波形が0になっても誰もきません

ナースステーションの隣のガラス張りの処置室です

ナースステーションからも見えるでしょ

みんな知らん顔して仕事してます


サイテーな病院


その後主治医からの説明が

昨日の検査は全く問題なかった

ただ全身の血管がボロボロだったからね

(昨日はそんな事言ってなかったよね?)

まるで自分は悪くないと言わんばかりの威圧的な態度で

そのままいなくなりました



こんな亡くなり方納得できるはずがありません


カルテ開示請求をしました

転倒した時の事は全く記載されていませんでした

その後看護師がラウンドのたびに顔面の傷については触れてましたが


転倒事故という事で、インシデント報告書の提示もお願いしましたが

まぁ酷いものでした

母が勝手に転んだという内容

うちの部長に見てもらいましたが、小学生の作文だという感想

まさにそんな感じの内容でした


画像も取り寄せてうちの放射線科の医師に読影をお願いしましたが、下肢の一部狭窄以外は異常なしという結果


転倒の件も病院側に訴えましたが、当時「私の前で膝から崩れてロッカーに顔をぶつけた」とはっきり言っていたにもかかわらず

「同じ部屋で他の患者の対応中だったので、見ていない」

「もしかしたら転んでぶつけたのかも」

と話がコロコロ変わります


主治医と面談をしました

看護師のレベルの低さは否めないと認めましたが

死因については血管に問題があって腸管壊死を起こした

長年の経験からそれ以外ない

頭部打撲による脳出血とは思っていない

そうです


頭部の検査してないもんね

解剖もしてないし

もう火葬もしちゃったから

わからないよね


死因についてはいまだに納得していません!


解剖が無理なら

CTやMRとかの画像検査して貰えばよかった

(うちの医師に聞いたら死亡した後でも画像検査はアリだそうです)


後からここの病院に通っている母の知り合いに話を聞く機会があり

ブラックな病院だと知りました



弁護士にも相談しましたよ

でも医療訴訟はとっても難しく患者側は不利だそうです

証拠は全部病院側が持っているのでね

明らかに薬の量を間違えたとか種類を間違えたとかじゃないと厳しい

そうです


今でも悔しくて涙が出ます

他の病院に入院してたらどうだっただろう?

遠いけど無理してでも自分の病院の本院に連れて行けばよかったんじゃないのかなって


3月3日に母を総合病院に連れて行った時

朝外で待っていた時に女性に声をかけられ

「お母さんの付き添い?私、長い事母の介護をしていてね、亡くなっちゃったんだけど、

精一杯やったって思えて後悔はないの。だからあなたも後悔しないようにお母さんみてあげてね」

って言葉がずーっと心に残ってます

あの時、まさか1週間後にこんな事になるなんて夢にも思わなかった