○ あらすじ

 明日は七夕。
 ノブハルの自宅では、ダイゴたちが理香と共に七夕の飾り付けに精を出していた。

『せがのびますように』
 学校で作った短冊を飾った理香に誘われたアミィたちは、ちょうど縁側に置かれていた短冊を手に取り、
 アミィは『テストでいい点が取れますように』
 ソウジは『新しい木刀が欲しい』
 空蝉丸は『氷菓子を山のように食べたい』
 イアンは『新種の化石を発掘したい』
 ノブハルは「内緒。言えるわけないっしょ」
とそれぞれ願いを託す。
「俺はいいよ」
 そんな中、ダイゴだけは短冊に願い事を書こうとはしなかった。
「特に願い事はねえ。みんなと一緒に戦える今が最高だからな」

 だが、口ではそう言いつつも、ダイゴは心の中で思っていた。
 ‥‥幻なんかじゃなく、本当の親父に会いたい。
 幼いころに生き別れになった父ダンテツ。
 別れ際にダンテツに告げられた「竜の道」を自分は本当にまっすぐ進んでいるのか。ダンテツ本人から聞いてみたい。
 口には出さない、それがダイゴの密かな願いなのだった。

 そして七夕当日。
 街の至る所で、七夕の短冊に書いた願い事が叶う一方で、体調が悪くなって倒れてしまう人が続出するという異様な事態が発生。
 キョウリュウジャーたちも例外ではなかった。
 苦手なドイツ語で満点を取ったアミィ、父親から新しい木刀をプレゼントされたソウジ、新種の貝の化石を発掘したイアン。3人は揃って願い事が叶った直後に体調不良になって倒れてしまう。

 あまりにも異常な事態に疑念を持ったダイゴたちの前に現れたのは、喜びの戦騎キャンデリラによって生み出されたデーボモンスター、デーボ・タナバンタだった。

 街の人々やアミィたちが願い事を書いた短冊は、タナバンタが配ったもの。
 タナバンタの魔力が込められたその短冊は、書いた願いを叶えてくれる。
 だが、そのかわり、翌日の7月8日の朝になってしまうと、幸運のエネルギーが短冊に吸い取られ、願いの叶った当人は死んでしまうのだと!

 そんなことを許すわけには行かない。
 キョウリュウチェンジしようとする6人だったが、願いが叶ってしまったイアン、ソウジ、アミィは変身途中でダウン。
 やむなく3人でタナバンタに攻撃を仕掛けるダイゴたちだったが、タナバンタは胸に装着した筒に集めたエネルギーを守るため、さっさと撤退してしまった。

 これ以上の戦力ダウンを避けるためにも、空蝉丸とノブハルの願いは絶対に叶わないようにしなければならない。
 氷菓子を手に入れる機会を得ないよう、スピリットベースに籠もることにする空蝉丸だったが、なんとも間が悪いことに、そこにベルギーアイスをお土産に抱えたラミレスが登場。
 空蝉丸もダウンしてしまい、残るはノブハルと願いを書かなかったダイゴだけになってしまった。

 ノブハルが短冊に書いた願いは、『美女にモテモテでモーテがつけられない』というものだった。
 それなら絶対叶いっこない。
 安堵するメンバーたちに憤慨しつつも、ダイゴと共にタナバンタを探して街に出るノブハルだったが。

 突如若い美女数人に取り囲まれてちやほやされるノブハル。
 理香のクラス担任の女性教師が、同僚たちと共にノブハルに道具箱の修繕の仕事を頼みに来たのだった。

 かくしてノブハルまでダウンしてしまい、戦えるキョウリュウジャーはダイゴたった一人となってしまう。


 とあるビルの屋上で、幸運のエネルギーを吸い取って戻ってくる短冊を嬉々として集めるタナバンタ。
 そこに、タナバンタに引き寄せられるノブハルの短冊の後を追ったダイゴが現れる。

 街の人々と仲間を救うため、変身してタナバンタに挑むダイゴだったが、キャンデリラ・ラッキューロも加わって3対1ではさすがに分が悪く、ダメージで変身が解けてしまう。

 タイムリミットの夜明けまであとわずか。
「夢でみんなが死ぬなんてこと、許しちゃいけねえんだ。」
 ボロボロになりながら、それでもタナバンタに追いすがるダイゴ。
「夢は生きていくための道しるべなんだからな!」

 その時だった。
 勝ち誇るタナバンタの前に、一人の男が立ちはだかる。
 上り来る夜明けの太陽を背にしたその男は、パンチ一発でタナバンタを遙か後方へ吹っ飛ばした。
 突然足下に転がってきたタナバンタの姿に驚くダイゴは、「今だ」という呼びかけに我に返り、タナバンタの胸の筒を破壊して短冊エネルギーを解放する。

 その瞬間、スピリットベースで苦しんでいたイアンたち5人も一斉に回復。


「その声、今の拳、、、まさか、アンタは?!」
 驚きに目を見張り,声を振り絞るダイゴ。
 目の前にいたのは、一目会いたいと焦がれていたその人。父ダンテツだった。

 そこへ駆け付けてきた仲間たちに「キング」と呼ばれるダイゴを見て満足そうな笑顔を向けたダンテツは、駆け寄ろうとしたダイゴを制して告げる。
「そのまままっすぐ進んでこい、竜の道を。戦隊の仲間たちと共に!」

 その言葉に一瞬仲間の方を振り返ったダイゴが、もう一度視線を戻した先に、もはやダンテツの姿はなかった。
 だが、ダイゴには分かっていた。
 今し方会話を交わしたダンテツは幻などではなく、本物のダンテツなのだと。
 短冊にこそ書かなかったものの、星に願ったダイゴの七夕の願いが、ついに叶ったのだ。

 6人揃ったキョウリュウジャーは、今度こそ呼吸を合わせてキョウリュウチェンジ。
 シールドランスラッシャー、ファングショットの二段攻撃でダメージを与え、必殺技ケントロスパイカーで撃破する。

 ラッキューロのすくすくジョイロで巨大化したタナバンタに対しては、キョウリュウジンカンフーで応戦。
 巨大ゾーリ魔の参戦で苦戦したところにプテラゴードンも加勢し、ブンパッキーのハンマーを使ったブレイブフィニッシュで完全撃破したのだった。


 その頃。
 キョウリュウジャーたちの戦いを見守っていたトリンの元に現れるダンテツ。
 振り向いたトリンにうなずいてみせたダンテツは、手にした革袋を無言で差し出す。


○ ピックアップ

・とっても昭和なノッさんの自宅
・都内であんなに星空が綺麗に見える場所があるのか?

・アミィがテストでいい点を取りたい理由は「ジェントルがうるさいから」
・これぞ「手段の目的化」

・誰一人として『世界平和』『デーボス軍壊滅』と願わない正義の味方たち

・街のど真ん中の植え込みに埋まっている「新種の化石」

・ピコピコハンマーでタナバンタをピコピコどつくラッキューロ

・「ラッキュ♥ってヤツ?」byアミィ
・「真似すんなー(怒)」byラッキューロ

・「アンラッキュー?!」byキョウリュウジャー
・「また真似してる~(怒)」byラッキューロ

・ふらふらしながら変身ダンスを踊るイアン、ソウジ、アミィ

・「これ以上戦ってこの筒が壊されたらたまらん。せっかく吸ったエネルギーが戻ってしまうからな」byタナバンタ@わざわざ説明ありがとう

・「こんな小さな願いで死ぬなんて、、、」byソウジ
・そんな「小さな願い」を短冊に書いたのは君だ

・アイスを買うお金を持っているのかスピリットのラミレス?
・空蝉丸の願いは「山のように食べたい」だから、食べてなければセーフでは?

・有働家の庭から勝手にノブハルの短冊を取ってきたのかトリン
・イケボイスでノブハルの恥ずかしい願いを読み上げるのって、もはやイジメの世界(^_^;)

・どさくさに紛れてキャンデリラを口説いているタナバンタ
・まんざらでもなさげなキャンデリラと、不満そうなラッキューロ

・街でダウンしたノブハルを、スピリットベースへ連れ帰ったのは誰?
・一人だけゴザに寝かされているノブハル。

・キャンデリラの必殺技の背景は戸松遥嬢

・「歯を食いしばれ。俺はこれからお前を殴る」by滝沢先生ダンテツパパ
・マンガの殴られ顔で奥歯を飛ばしながら吹っ飛ぶタナバンタ

・「キング。そう呼ばれているのか、ダイゴ」byダンテツ
・呼ばれていると言うより、呼ばせているんです

・短冊に小さな願いを書いて反撃するタナバンタ
・めっさ有効じゃんっ、と思ったら、思いっきり反作用食らってバカ丸出し

・「いつの間にか負けてるしぃ~」byキャンデリラ@幹部は結果をちゃんと確認しましょう
・「これだから色男系は使えない」byラッキューロ
・色男だから負けたわけではないと思う