梅雨の月夜 | 城本クリニック松山院長 椎野芳郎ブログ

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満々と水を張られた水田に植えられたばかりの早苗にとっては6月の雨は稲の成長を助けてくれる恵みの雨です。雨
梅雨時、すっきりしないお天気が続くと、イヤだなぁ~雨ショック!ダウン…… と思うこともあるし、水害が発生しても困りますが、かといってあまり雨が降らないというのもお米の収穫が落ちるかもしれず困ったものです。ガーン


田植えの終わったばかりの、鏡を敷き詰めたように水田が広がるさまは、はるか古代から稲作とともに生きてきた日本人の心に刻まれた日本の原風景なのでしょうか……
初夏の香りが匂い立つように美しく、郷愁が胸に迫ってくるようです。


夕陽に赤く染まったり、月影に青白くキラキラ輝く水田を見れるのは、稲がまだ豊かに茂る前のこの時期だけの美しい風景ですね。





山奥のわずかな斜面を切り開いて作られた棚田は、自然と共存する人々の営みと造形の不思議さを感じ、その美しさはまたひと味違います。
等高線に沿って丁寧に積み重ねたような切片が月影を受けて漂っているようで、いつまでも眺めていたくなってきます。





棚田へは、自動車がやっと1台通れる程度の細く曲がりくねった険しい山道を分け入らなければならず、乗り物酔いの激しい私は、自分で運転しながらも気分が悪くなってグッタリしてしまいました。ガーンダウンダウン


雨上がりの水分をたっぷり含んだ重たい空気の中を漂うホタルも、梅雨のごくわずかな時間しか見れません。
ふわふわと浮かんでいるような弱々しい薄緑色の光の明滅は、はかなくも幻想的であり、はるかに遠く淡い色彩になったしまった少年時代の、浮かんでは消える想いや場面の明滅に似ているような気がしてきます。





この日は分厚い雲の隙間から、月がわずかに姿を現し、川面には月光の道がサッとひかれ、幻想的な淡い光の競演となりました。ニコニコ音譜




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