少し前に、図書館の新刊コーナーにあったこの本。
表紙を見た瞬間どきっとして、借りるかどうか悩んだが
現実を知るという意味で読んでよかったと思う。
自分自身が元気な時でないと気が滅入るので少しずつ読んだ。。。
動物愛護管理センターの業務について、狂犬病について、新型コロナによる
ペットへの影響など、とても考えさせられた。
現在は新型コロナウイルスのニュースばかりだが、狂犬病ウイルス(発病すると致死率100%)
も大変恐ろしいもので、近年ペットとして買われている犬の予防接種率が落ちてる(新型コロナの影響で更に低下が懸念される)。
読んでいて何がキツイかって、人間の身勝手さが一番キツイ。
ペットが年老いて邪魔になった、可愛くないからという理由で安易に動物愛護管理センターにペットを持ち込む人間。
新たな飼い主に巡り合わなければ最終的には殺処分。
ペットが病気になってお金がかかるから・・・という理由もあるようだ。
最近まで我が家も2匹の猫を抱えて病院へ行っていたので決して他人ごとではない。
新型コロナで失業者が増えると、ペットが飼えなくなりセンターに持ち込まれる数が
増えるのでは・・・という心配もある。
せめてのも救いはセンターに足を運び、そういった動物を新たに家族として
迎え入れてくれる人もいるという事かな。