※【ベトナム旅行記⑦】の続きになります。
ベトナム滞在5日目となる8月1日(水)、この日はハノイからホーチミンへの移動の日。前日まで4日間滞在したハノイの景色もこれで見納めです。
当初は来た時と同じ86番バスで空港まで移動する予定でしたが、ホテルからバスターミナル(徒歩15-20分)までキャリーバックを持っての移動が億劫に感じ、ホテルで送迎車をお願いすることにしました。
…料金は230,000ドン(約1,200円)。ハノイ旧市街から空港までは約30kmあることを考えると、ずいぶん安いものです。
来た時と同じく約40分程でノイバイ国際空港・国内線ターミナルへ到着。ベトナムにはチップの習慣はほぼありませんが、ホテル等で何か頼んだ時には渡した方がいいとガイドブックに書かれてたので、運転手のお兄さんにはチップを渡しておきました。
空港に何かしらレストランがあるだろうと思ってホテルの朝食は取らずに来ましたので、ターミナル内を散策。(到着した時は国際線ターミナルだったので、国内線ターミナルはこの時が初めてでした。ちなみに両ターミナルは約800m離れているそうです)
しかし飲食店らしきものは、お土産屋さん兼の同じハンバーガーショップが2軒あったのみでした。それでもハンバーガーは好きなので、もう10時頃ですがこちらで遅めの朝食をいただくことにします。
まずはカプチーノ。ベトナムに来てから感じるのは、コーヒーがホントに美味しいのです。さすが世界有数の産地ですね♪
そしてハンバーガー。ベトナムのハンバーガーはどんなものか興味津々でしたが、表面だけ軽く焼いた感じのバンズにジューシーなパテで、これも思った以上に美味しかった!ハンバーガー正解でした♪
ハノイからホーチミンへは ベトナム航空 を利用します。国内線なのでもちろん出入国審査はありませんが、チェックインカウンターや保安検査で我々外国人はパスポートの提示を求められました。そういえば海外で国内線に乗るのはずいぶん久しぶりで、イタリアへ行った際にローマからミラノまでアリタリア航空で移動して以来でした。
かつては南ベトナムの首都・サイゴン と呼ばれていたホーチミン市。1975年の南北ベトナム統一により、北ベトナムの指導者だったホー・チ・ミン氏の名前をそのまま使った地名に改名されました。ちなみによく「ホーチミン市」や「ホーチミン・シティ」と表記されるのは、人名と地名を区別するためと言われているそうです。
(Google Map ⇒ こちら より)
…余談ですが、ホーチミンからはカンボジアのアンコール遺跡がある街・シェムリアップまで飛行機で1時間で行ける距離。当初はハノイ⇒ホーチミン⇒シェムリアップという行程も検討したのですが、行きたい観光スポットをピックアップしてみると時間的にかなり駆け足になりそうだったため、今回はカンボジアは断念。また機会を作って行ってみたいと思ってます。
とりあえず保安検査場へ向かいますが、ここでは金属探知機を通るときに全員が靴を脱がされるシステムにビックリ!色んな国の空港を利用しましたが、記憶ではベトナムが初めてだったと思います。
そして保安検査を終えたエリアには、ショップや飲食店がたくさんありました。空港ロビーにはほとんどお店がなかったのは、そういうことだったんですね。
先ほどハンバーガーをいただいたばかりなので、とりあえずビールとナッツで時間をつぶします。ハノイ滞在中にお世話になったハノイビールともこれでお別れです(苦笑)
空港には余裕を持って出発3時間前に着いていたので、出発まであと1時間も時間があります。
搭乗ゲート前の待合所でマリーンズの試合をチェック。この日は帯広でのデーゲームで、3回表の時点で4-1といい感じでリード。中村選手のツーランが飛び出した直後でした。
ハノイからホーチミンへは1日41便が飛んでいるそうです。このベトナム航空だけでも1日に25便もあるため、予約する際は何時の便が都合がいいのかずいぶん悩みました(笑) 結局、早朝の移動と夕方以降の到着を避けて、無難な13時ちょうどの便に乗ることに☆
出発15分ほど前にアナウンスがありましたので、ゲートへ並びます。
ボーディングブリッジはなく、地上から直接搭乗するタイプでした。そして搭乗口が前と後ろの2箇所あるからか、ドアが閉じるまでの時間がだいぶ短かったような気がします。
ハノイからホーチミンへは約2時間15分のフライト。実はこの旅を計画している時点では、せっかくなのでベトナム国有鉄道にも乗ってみたかったのですが、新幹線のような高速鉄道はないため、調べてみたら寝台列車で何と30時間もかかるとか(苦笑) ちょうど中間にあるフエやダナンまでも15時間かかるということでさすがに断念し、2時間ちょっとで行ける飛行機移動にしたのでした。
国内線ですが簡単な機内食も出ました。さほどお腹は空いてませんが、せっかくなのでいただきます。ビーフとチキンからビーフを選択。
機内は90%以上は埋まっていたようです。国内線なのでベトナムの人がメインかと思ってましたが、欧米からの観光客と思われる人がたくさん乗っていたようでした。ちなみに日本人は他に見かけなかったような…
そしてほぼ定刻通りにホーチミン市・タンソンニャット国際空港 に到着!ターンテーブルで荷物を受け取って出口へ向かうと、スタッフさんがお客さん1人1人のクレームタグをチェックしてました。ずいぶん久しぶりの光景だったかも。
ここからはシャトルバスで市内中心部へ移動する予定ですが、出発前に調べていたバス乗り場は国際線ターミナルの方にありますので、まずはそちらへ移動しなければなりません。
ATMがありましたので、ベトナムドンを少し余分に下ろしておきました。
ここタンソンニャット国際空港は国内線ターミナルと国際線ターミナルが隣り合わせのため、歩いても5分もかからずに移動することができます。これはありがたい♪
国際線ターミナルの前に来ると、すぐにシャトルバス乗り場を見つけることができました。念のため、予約してあるホテルの最寄である「ベンタイン・バスターミナル」へ行くか聞いてみたら停まるとのことで、ここでチケットを購入。
この109番というルートのシャトルバス、チケットはたった20,000ドン(約105円)と格安。「BT」と書かれたのは「ベンタイン」で降りるということですね。
5分ほど待ってるとバスが来ましたので乗り込みます。
車内にはバスのルートが貼られてました。日本国内でもそうですが、知らない街でバスに乗るときは、これがあるかないかで安心度が変わってきますよね~
16時台という中途半端な時間だったからか、バスはガラガラ。走り出すと車掌さん(1番前の席に座っている女性)がチケットのチェックに来ましたが、1人1人降りるバス停をメモして、バスが近づくと次ですよと親切に教えに来てくれました。
バスは25分程でベンタイン・バスターミナルに到着。バスを降りるとすぐに、観光客のほとんどが訪れるという「ベンタイン市場」が見えてきます。(超逆光でした)
このベンタイン市場の裏手の徒歩3分ほどのところにある、予約していたホテルへチェックイン。ハノイで泊まっていた部屋よりちょっと狭い感じでしたが、設備は整っていて悪くない部屋でした。
…バスの中では何故かWiFiが繋がらなかったため、ここで初めて帯広の試合が逆転サヨナラ負けだったことを知ります(苦笑)
喉が渇いたので冷蔵庫を開けてミニバーのドリンクをチェックしたら、珍しいパッケージのペプシがありました。普段はコーラは飲まないんですが、珍しいのでいただきます(味は同じでしたが)
小一時間ほどくつろいでから夕食に出掛けます。ホテルは日本で言う1階がグランドフロアで、その上に1階となるヨーロッパ方式。でもハノイでは日本と同じだったような…
この日は遠出はせず、夕食も近くでとると決めてました。ホテルから徒歩2分ほどのこちら、ティエム・アン・カットゥーン という人気店でいただきます♪
お店の前に吊るされた鶏肉。このお店はこの鶏肉の料理が美味しいと評判なのを調べていたのです。
機内食を食べてからまだ4時間ほどしか経ってなかったためさほどお腹は空いてませんでしたが、美味しそうなこちらの「ソイ・ガー」を注文。
まずはこちら、ビア・サイゴン をいただきます!ホーチミンでは旧地名となる「サイゴン」が色んなところで使われてますが、ハノイからホーチミンに来ると、ビールの銘柄もハノイからサイゴンになるのが面白いですね♪
…ちなみにベトナムではビールを注文するとコップに板状の氷が入ってきます。日本ではまずやらない飲み方ですが、郷に入りては郷に従えということで、ベトナムでは氷入りのビールを楽しみました(お腹こわさないか心配だったので、念のため寝る前に正露丸のんでましたが、大丈夫でした)
ベトナムの大衆食堂では、こういうお店の入口が厨房になっているお店が多いようでした。おかげで外からでもどんな料理でどんな匂いなのかがわかって、それを見ながら歩くのも面白かったです。
こちらがベトナムのチキンライス、ソイ・ガー!見た目はタイ料理のカオマンガイに似てますが、ライスの質感が全く別物。サラサラ感は無く、固めのおこわといった感じでした。チキンはホロホロで柔らかく、テーブルの上にあった色んな調味料を試してみましたが、何気に岩塩っぽい塩がめちゃめちゃ美味しかったです!
…ちなみにこのお店は鶏肉のフォー「フォー・ガー」も絶品とのことで、ホテルから近いこともありこの2日後にまた来ることになります(笑)
そうそう、ベトナムの飲食店ではこういう袋に入ったおしぼりが出されますが、実はこれは有料。使ったら会計の時に請求になり、使わなければ請求されません。とは言ってもどのお店でも3,000-5,000ドン程度(約15-25円)なので、気にせず普通に使ってました。
食事を終えてからホテルの周辺を少しだけ歩いてみました。街の風景はハノイとはだいぶ異なりますが、バイクが多いのは相変わらずですね(笑)
ベンタイン市場のすぐ裏手に、ストリートフードマーケットという文字が見えました。少しのぞいてみたいと思います。
入口のところにあったテーブルではたくさんの欧米からの観光客が、ビールと食事に盛り上がってました。中にはたくさんの飲食の売店があり、楽しそうな場所でした。
ホテルのすぐ近くにミニストップがありました。パッと見では日本と変わりませんが、売ってる商品にはベトナムらしいものが色々あったようです。
ベトナムに来てすっかりお気に入りになった缶コーヒー、デザートとお菓子を購入。このプリンもお菓子もなかなか美味しかったです。
…ということで、今回のベトナム滞在はトータル8日間になるため、この日は移動だけで観光はせず、体力を整える日にしようと決めてました。そのためこのままホテルでのんびり過ごして早めに就寝。
この翌日は朝から統一会堂・サイゴン大教会・中央郵便局といったホーチミン市内の王道の観光に出掛けましたが、その模様は次回更新予定の【ベトナム旅行記⑨】にて書かせていただきたいと思います。
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