日蓮正宗に帰依させていただいてから私たちの生活は一変しました。
当初は家を手放し家族が離れ離れになったことが悲しくて、寂しくて、一人になると泣いてばかりいました。
それでも日々は過ぎていきます。
なんとか法華講の末端に連なりお寺へ参詣し、正しく信心させていただきたいと未熟ながら折伏にも挑戦していきました。
その間に自分で提案した仕事が軌道に乗り、どんどん所得が増えていきました。
家を追われても家族の絆は強く、気付けばいつも、みんなと和気藹々と過ごしていました。
学会時代に患った肺の病気で長くはもたないと言われていた母も、寿命を延ばしていきました。
良縁にも恵まれて現在の主人と結婚。
家を追われてからちょうど10年目には新しく家を購入することになりました。
新築の家には、主人の希望で私の両親を迎え入れてくれました。
前から私の生活を見てきた未入信の友人から
「夕空ちゃんて、すごく運がいいよね!普通はこんな風にならないよ」
と驚かれました。このときに、ハッとしました。
全て仏様のお導きでここまできたのだと。
正しい道を行こうと脱会を決意したときから、右往左往する私たち家族の手を引いて、歩ませてくださったのだと感じました。