今回は、3回目の江戸城。
城メグvol.8&vol.9以来です(http://ameblo.jp/shirokurojoker/entry-11942727062.html)
今回は「皇居乾通り一般公開」に行ってきましたので、そのことを。
皇居東御苑は開演時間内であればふらりと無料で入れますが、皇居として使われているエリアは、当然ながらセキュリティ上、立ち入れません。
今回の皇居乾通り一般公開というのは、一般参賀(天皇誕生日と新年)や特別参観以外は入れない皇居エリアに入れ、しかも一般参賀や特別参観でも入れない乾通りを通れるという、城ファンにとってはたまらない5日間なのです。
本来は、天皇陛下の傘寿を記念して昨年春・秋に5日間ずつ実施されたのですが、
大好評につき今後は毎年、春の桜の時期と秋の紅葉の時期に実施されるそうです。
で、今秋は12月5~9日までの5日間実施されていたわけです。
皇宮警察騎馬隊も出陣!
おうまかわいいー。
手編みっぽいニット帽をかぶってます。
普段は皇室の方の出入口として使われている坂下門から入ります。
現存の富士見櫓。
一般参賀や特別参観のときは、ここから富士見櫓下を通って桔梗門へ抜けられます。
紅葉日和でした。
本丸と西の丸を分断する蓮池堀。
高石垣、積み方を見るとかなり古いです。
石垣上に立つのは、現存の御休息所前多聞櫓。
ふだんは倉庫のように使われて、いざというときは蓮池濠に迫り来る敵をここから射撃、というわけです。
カーブが美しい乾掘。
この石垣に沿っていくと、国立近代美術館の前あたりの北桔橋門に出ます。
出口は、乾門か西桔橋門のどちらか。
今回は西桔橋門に進みました。
本丸の天守脇に出ます。
江戸城は台地の突端に築かれていて、ざっくりいうと千鳥ヶ淵のあたりから日比谷方面に向かって下がる地形です。
そのままにしておくと日比谷方面が洪水になってしまうので、濠を使って巧みに水位調整をしています。
橋の上などに立ったら、左右の濠の高さに注意してみてください。
どんな地形でどんなふうに工夫されているのか、というところは…
今、江戸城の著書を書いていますので、出版されましたらそちらをぜひ読んでください(宣伝)!
江戸城は、石垣の見応えもある城です。
「天下普請」という、全国の大名が招集され城をつくる国家プロジェクトでできているので、日本一の技術と素材が結集しています。
あの築城名人も、あの築城名人もみんな集結して江戸城をつくっているんです。
そして、30年以上かけて築城しているため技術の進化が見られるのと、約260年徳川将軍家の城として現役続行するため、高度な技術で適切な修理がされています。
このあたりも、気になる方は私の著書でどうぞ(←しつこい)
梅林坂を通って、平川門から城外に出ました。
梅林坂門の「十一」と「十十」の刻印。
積む順位を刻んだもの。下から何番目に積まれた石かが(下にどれくらい埋まっているか)がわかります。
では、今週はこのへんで。
来週もよろしろ~。
萩原さちこ(城メグリスト)
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