相変わらず昨日も天気が悪く、頭上に広がる暗い天井に、まるで情け容赦なく威圧されているそんな感じのする、粘っこい空気が身体にまとわりつく不快な日でありました。


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それは、
白旗を振る者に、
銃口を向けて引き金に掛けた人差し指が、
屈託のない、あっけらかんとした、
恥じらいのないコバンザメの見る夢が、
一体どこの何に誰に支えられてるのか?
微動だに震えもしない、
その人差し指にその人差し指が、
クリーンにターゲットを、
そう、抹消していく。
日々。
尽きることなく次から次へと、
昨日も今日も明日もあさっても。


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p.s.
そう言えば、ドラッグストアにいた背の曲がった手押し車に寄りかかる高齢の女性が
しきりに低い声で呟いていた。

「わしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃわしらのぜにじゃ、よそもんにはやらんのよ」

僕はそれを黙って静かに聞いていました。
そして、
(彼女は上手いこと言うな)
そう思ったのでした。
彼女の言葉は、ムラ的な社会の本質を的確に突いてるよな、と自然に共鳴したからでした。
僕には切実な言葉ですから。
(他人事じゃないんだからさ)
と、ね。