いつものようにただここに居るだけの
そんな心が
イライラしたり逆にぼーっとしていたり
怒りっぽくなったり憂鬱に沈んでしまったり
もっと落ち着いて過ごしたいのに
何か突然驟雨みたいに泣きたくなったり
心のどこかにしこりが残って
張り詰めた張り詰め切った
わたしの気持ちが氷解しない
素っ気なく横向いて和解してくんない
周りのひとたちに
八つ当たりしそうになったり
そんな時のお空は無力だ見てるだけ
集中できない
ニンジン目の前ぶら下がってるのに
下手くそすぎる
手際よく要領よく上手にできない
そんなパン喰い競争
いつものようにただここに居るだけの
そんな体が
脳がべったり重かったり
脳がどんより痛くてじわっと
嫌らしい
肌荒れにきび晴れてくれないわたしの頭
眠たいはずなのに導いてくれない眠り
顔むくんだり熱くのぼせた頭が冷めない
わたしはそんなわたしを
素直に受け入れてあげられない
舌が苦い
一年の終わりに一見慎ましく鎮座している
鈍感な12月が嫌いわたし
だって一年分のなんやらかんやら
生活とりまく空気感を汚してるみたい
みたいじゃないよ汚いよ
一年分のみんなのわたしの
ほこりやゴミやありふれた罪悪感が
行方不明の無数の感情たちがひしめいて
師走に入って
毎日思う毎日毎日思う感じる感じさせられる
酸欠になりそう息苦しいったらありゃしない
108の煩悩とかを
さらっと帳消しにするための鐘の音とか
だからなのか必要てか発明したのか
初詣なんて興味はないし信じてないし
神様たちのおひざに乗っかりたいとも
思わないし
すがりたい?
汚れた水槽の中で生きたくはない苦しい
そんな心のフィルター清浄機があって欲しい
願っちゃうよ欲しいって
あるのかな?
わたしはただの生き物だから
夢が見たいと思う
明日は今日と違う夢が見たい
神様も仏様もいなくていいんだ本当は
わたしの今日と明日の物語が描ければ
わたしは誰の本の登場人物なんだろう?
いつものようにただここに居るだけの
わたしの心とか体とかの
嬉しいけど悲しいけど泣いたりするけど
おんなのこはさぼれないから
きょうも街は先月よりもとげとげしい
なんかみんなで敵を探してるみたい
お外にはわたしたちの敵なんていないのに
おかしいね
きょうもきょう限定の喧騒に包まれる
きっと朝はしれっとした顔で
みんなみんなみんなみんなみんなみんな
昨年を忘れて笑うんだろう
忘れたことにしなくっちゃ