あなたには 決して届かない
わたしは奥の小部屋に居るの
居るの そう 居るの
昨日も今日も多分、明日も
何か必要にならないと
見れない夢って
いったい わたしの どこらへんに
あるのか ないのか
いったい わたしは どこらへんに
いる
どこの誰に
微笑んでるのか
すでに咲いてしまった
小花たちが 首をかしげてる
みたいな ような
暑い夏の部屋に夏がうつむく
もう枯れてしまった観葉植物
ていねいに いちまい いちまい
ふいている
葉っぱたち
観葉少女の
みんなのために笑ってる
視線が落ちて
誰かの影が落ちている
ちんけな歩道
なぞる目 優越感
腐った魚の目
わたしの
いつもの いつもの いつもの目
まったく うんざり 今頃に
まったく うんざり こんな季節に
冬うた ばかり聴いている
雪降る 街の中にいる
わたしは夏を信じてないのか