タムロンの広角ズームです。

35mm換算(フルサイズ)で20mmから40mmまでをカバーします。

使ってみて中央部の描写、解像度は良いです。

周辺部は像の流れがあり汚く、安物感があり残念な所です。

APS-Cで使う分にはあまり問題は無いと思います。

 

逆光のフレアーは当時のシグマよりは良いですが、ニコン純正には敵いません。

一番の欠点は寄れない事、最短で50cmしか寄れません。

ニコンのAiAFS17-35mmF2.8のように半分の28cmまで寄れれば、広角の特徴を出せると思いますが、寄れなければ広角の魅力が半減します。

 

又、ニコンでも先に出したAiAF 20-35mmF2.8Dの様に切削非球面レンズを使用した高級レンズでも最短撮影距離は60cmでした。この時代は最短撮影距離を縮めるのは難しかったかもしれませんが、サードパーティーメーカーのシグマでは最短撮影距離は短く、広角マクロとして使えます(Sigma15-30mmを所有)

 

フィルター径: φ77mm

最短撮影距離: 50cm

最大撮影倍率: 0.1倍

質量: 約525g

なおレンズ内モーターはありませんので、一部のニコンボディは、付けてもマニュアルフォーカスになり、更に一部のボディは露出もマニュアルになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このレンズは1万円ほどで入手しました。

その後、ニコン純正のAiAFS17-35mmF2.8D(定価225,000円)をヤフオクで4.5万円ほどで入手できました。描写が2ランク以上格上です。

残念がらタムロン20-40mmとは比較になりません。

タムロンの得意とするレンズ中央部の解像度もニコン17-35F2.8に負けます。

 

ただこれらのレンズは、時代も20年以上前の物なので現在のレンズの評価ではありません。

今は純正レンズ以上にレンズメーカーが画質で頑張っており、純正ニコンキヤノンレンズを上回る性能のレンズも大分見受けられます。