冬の海は案外危険

フィンランドの冬はとても寒いです。
私が住んでいる南フィンランドでも、今週は月曜日が日中でもマイナス15度程。
夜はマイナス20度くらいまで下がりました。
でも大抵はマイナス5度前後といった感じでしょうか。
その年にも依るのでなんとも言えませんが、東京より寒いのは確実です爆笑





こんなに寒いともちろん海は凍ります。
自己責任ではありますが、海の上を歩いている方、ワンコとお散歩をしている方、幼児連れ、自転車で走っている方も。
私も凍った海の上は何度か歩いた事があります。



これ、海の上なんです！
木が生えていたり石(岩)がある方が陸。
うちの夫はフィンランド人ですが、とても慎重な人なので、凍った海の上を歩くなんて危ないから嫌っていう人。
この写真を撮っている時に隣でガシャっという音がしたので咄嗟に音の方に目をやると、夫の片足が割れた氷の海の中へ。
自分だったら慌てて大声を出してしまいそうですが、そこは冷静で寡黙なフィンランド人の彼なので、何も言わずにサッと落ちた足を引き上げて。

「ね！だから危ないって言ったでしょう。」と私に一言。

毎年春先には、解け始めた海の上を歩いていて海に落ちてしまい亡くなる方がいたりしますが、まさか1月下旬の冬まっただ中でも凍りきっていない場所があるとは。
昔はそんな事なかったのになぁ。
夫曰く、見た目でここは危なそうだなと頭ではわかっていたけれど、なぜか足がそこに出てしまったそうです。
幸い浅瀬だったので落ちたのは膝下迄でしたが、履いていたズボンは濡れてしまい、濡れたところは家に帰る間にカチコチに固まってしまいました。

浅瀬だったからこそ氷が薄かったのかもしれませんが、これが本格的に海のど真ん中とかだったら足も着かないし大変な事になっていたと思います。
みんな歩いているから大丈夫と今まで思っていましたが、みんなが大丈夫でも自分が大丈夫とは限らないって事ですよね。

もしこの時期に凍った海の上を歩く機会があったら、落ちる事もあると言う事を頭の片隅に残しておいてくださいね。