父親は、わたしのことを

「親の言うことを聞かない娘だ」と言う。


それは幼い頃からだ。


父親に「言うことを聞け!

何で親の言う通りに出来ないんだ!」

と、怒鳴られて育った。


幼い頃のわたしは分からない。

なぜ、親の言うことが聞けなかったのか。


わたしは、自分がグレーゾーンだと

思っている。

だから、人の話を

聞かない人間だったかもしれない。


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さて、現在の話。


わたしが何故、今だに

親の言うことを聞かないのか。


父親は昔から、自分が一番賢いと

思っている。

そんな父親こそ、人の意見を取り入れて

共感したり、納得したりする人

ではなかった。


医者や専門家もバカだと思っているし、

自分の意見が一番正しいと思っている。


アップデートされない。

ずっとずっと、自分が一番だと思っている。


わたしのお母さん、

医師であるわたしの兄弟も、

みんなみんなバカだと思っている。


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だから、わたしは

父親の言うことは

聞きたくないのだ。


父親は自分が正しいと

思っているけど、

そうじゃないこともある。

間違っていること

だってある。


それをわたしが指摘すると

「お前みたいなバカに

何が分かるんだ!」

と、ことごとく否定される。


つまり、こんな父親の

言うことなんか、

聞いてやるか!

ってことである。


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またまた、父親のせいにしている。


だけど、普通に考えたら

そんな人は社会的に嫌われるだろう。


人の意見を全否定して、

自分の意見を通そうとする人。


そんな人の話を聞きたいと思う?

否、聞きたくないでしょう。

単純にそう言うことです。


父親は、ずっとずっと気付かない。

自分自身が、人を遠ざけていることを。


一度、わたしが指摘した。


お父さんこそ、

わたしの意見聞かないじゃない。

それは一体、何?

どうして聞こうとしないの?


自分だって聞かないのに、

何で人に言うこと聞けって言うの?


どうして自分が一番正しいって思うの?

間違っていることもあるって

どうして思えないの?


何でわたしの気持ちを無視するの?

わたしが泣いて傷付いていても、

どうして認めてくれないの?


この問いに対して父親は


『なんで、お父さんが人の言うことを

聞かなくちゃいけないんだ。

お父さんが言うことが一番正しい。

お前は間違っているんだ。

何が哀しいんだ。

まったく分からない。

お前が自己中だからじゃないのか?

頭を取れ!自分を無くせ!反省しろ!

本当にお前はバカか!

親にそんなこと言うんじゃない!』


それを言われたら、

あー、そうですか。ってなる。

やっぱり、お父さんは

人の話を聞かない人なんだなって。


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わたしは物事を調べるのが好きだ。

そこで行き着いた考えは、


父親は、自己愛性パーソナリティ障害

ではないのか?と言うこと。

正しく、それだ。

それ以外考えらない。


なら、何故、お父さんの妻である

お母さんは、耐え抜いて来たんだ?

きっと酷いこともたくさん言われただろう。


お父さんは、そんな人だからって

割り切ったのか?


母親に至っては、

わたししか、お父さんを守れる人はいない。

って思ったのか?


それか、悟りを開いたのか?

無我の境地に至ったのか?


きっと、わたしの兄弟は

お父さんに勝つために医者になったのだ。

社会的地位は高いから、

自分自身を確立できる。

父親なんて、きっとどうでも良いのだ。


それなら、わたしは何なんだ。

家族の中で一番虐げられて、

あたかも、何も出来ない人間のように

扱われた。


いや、違う。

わたしが無能な人間だからだ。

だから、相手にされない。

全て、わたしが悪いのだ。


しかし、わたしも人間だ。

父親から『何もできないカスだと言われ、

バカと連呼され、最低な人間だ』

と言われたら傷付く。


これは、我慢するべきことなのか?


確かに、親に世話になっている。

一緒に子育て、孫育てしてくれている。

こんな有り難いことはないし、

素晴らしい環境はない。


しかし、わたしの気持ちはどうなるの?

そんなの、関係ないの?

無視されて良いの?


今のわたしは、一切親の手を借りずに

育児はできない。

だから、多少の暴言は我慢しないと

いけないの?


いや、それなら100%親の力を借りずに

育児家事をすればいいじゃん!!


出来ない...助けが欲しい。

だから、わたしは父親から

離れられないのだ。


これが本音。


考え過ぎて泣いた。

自分って一体、何だろう。

父親からバカにされ、暴言を吐かれ

家族も、それを知らんぷりする。

むしろ、わたしが辛いと言っても

無視される。


わたしこそ、自己中なの?

自分のことばかり言って。


そんなの気にしなければいいのに、

気にしてしまう。


お母さんと、わたしの兄弟は何なの?

そんな夫、父親でも何とも思わないの?

そんなの気にしねーって

悟りを開いたの?


わたしも悟りを開くべきか。

自分が傷付かないように、

無心になるべきか。


それか、素晴らしい父親を称賛して、

そんな賞賛するわたしを

立派だ!賢い!って逆称賛するべきか。


どう、気持ちを持っていけば良いか

分からない。


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わたしは一体、どんな人間なんだろう。


わたしも自己愛性パーソナリティ障害

なのか?


いや、違う。


わたしは、自分が一番だと思っていない。

自己否定し過ぎる人間である。

しかし、わたしも人の意見を聞かない。

自分の意見が正しいって思っている。


しかし、それは全て

自分が正しい訳ではなく、

人の意見も尊重する。


人の気持ちが分かる。

いや、分からない時もある。

だから、無礼な発言をする。

だけど、その後に

人を傷つけてしまったと反省する。


しかし、その裏腹は

ただ、自分が嫌われたくないだけ。

それを第一に考える。


何だろう。

わたしも自己愛なのか?


自分が分からない。

一体、何なんだ。


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さて、わたしは考えて考えて

至った答えがある。


多様性。


いいじゃないか!

お父さんみたいな人がいたって。


孫に言うこと聞かそうと思って、

厳しく躾したって良いじゃないか。

それで、子どもたちが

良い子になったら万歳だ!


わたしと、子どもたちは違う。

違う人間だから、

わたしと同じようにならない。


だから、子どもたちが

じいちゃんに叱られても

わたしのように傷付いたり、

性格がひん曲がった人間になるはずはない。


それで良いのだ。

じいちゃん、ばあちゃん、わたし、パパ。

それぞれ、みんなのやり方があって良い。


わたしはただ、

子どもたちがじいちゃんに叱られていると

自分自身を見ているみたいで辛い。


これは、ただのトラウマ。

わたしの自分勝手な妄想で

自己中心的な考え方。

この気持ち、考え方を捨てる

努力をすることにした。


そしたら、父親と母親と兄弟と

子どもたち、夫と上手くやって

行けるかもしれない。


わたしは、

一度開けてしまった

パンドラの箱を

閉めることにした。


一度、完全に開いて

トラウマと向き合って

泣き明かしたから。

この出来事が

あったからこそ。


わたしは今の考えに至った。


パンドラの箱を閉じよう。

二度と開かないように、

自分を強く持とう。


昔からそうやって

生きてきたから。

それをまた、

ゼロに戻すだけだ。


パンドラの箱よ、Forever!


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注意注意


文学的に飛躍して書いてあることを、

ご了承くださいませ。