最近のわたしは
変な路線に走っている。

町医者への恋愛感情。
不貞行為だの、先生と関係を持ちたいだの。
不謹慎極まりない発言ばかりしていた。

こんな、お馬鹿丸出しのわたしに
どんな文学的要素があるのかと
お思いだろう。

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かなり真面目な話をします爆笑

児童文学作家になりたいわたし。
実は、そんなに文学少女ではない。

難しい書物は読まないし、
もっぱら児童文学と絵本を読んでいる。
それがわたしのジャンルだから。

好きな作家は
宮沢賢治先生』一択である。

好きな作品は、王道だ。

銀河鉄道の夜
雪渡り
どんぐりと山猫
グスコーブドリの伝記
猫の事務所
風の又三郎
虔十公園林
よだかの星

春と修羅 (序)

賢治先生が好きだからと言って、
全ての書物を読み、
熟知している訳ではない。

なので、わたしはそこらへんの
しがない作家のタマゴなのである。

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わたしが文学に興味を持ち出したのは
高校生の頃。

今も忘れない。
現代文や古典の時間に、
隠れてポエムを書いていた。

それが現代文の先生にバレてしまい、
みんなの前で怒鳴られた。

『さっきからずっと、何を書いているんだ!
見せなさい!』

わたしは頑なに拒否した。

しかし、今思う。
わたしの詩歌を見て貰えば良かった。
もしかしたら、わたしの人生が
変わっていたかもしれない。

つまり、この時に
自分が本当にやりたいことに
気付いていれば、
違う進路を考えたかもしれない。

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そして、わたしは間違った進路を歩んだ。
そこまで英語が好きじゃないのに、
英文科に行き、
それじゃあ職が見つからないから
保育の専門学校に行った。

わたしの兄弟は医者であるが、
わたしはペーパー保育士である。
一度だけ幼稚園で働き、辞めてしまった
役に立たない先生なのである。

それはさておき。

わたしは、保育の専門学校で
また文学と出会うことになった。
あまり記憶がないが、
法律を教えてくれる先生だった。

彼が、わたしの人生を変えた。

彼こそが、宮沢賢治先生の大ファンで
授業中に、賢治先生の話を
持ち出してきた人である。

わたしは、その先生と出会ったことで
賢治先生の世界にのめり込んだのである。
ずっと忘れない。

先生が持ってきたラジカセから
聞こえてきた『虔十公園林』
とても衝撃的だった。

ここから、わたしは文学少女への道を
歩み始めたのである。

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そして、30代の頃
劇団に入り舞台女優も経験した。

そして、劇団を退団して
児童文学の教室に通い始めた。

そこで、先生や他の生徒さんから
とんでもない強者が来た!
と言われたのだ。

執筆を習ってもいないのに、
それなりに通用するレベルの作品を
書いてきたからだそうだ。

わたしには、そのつもりはなかった。
ただただ、文章が好きで
書いていただけのこと。

そこから、
わたしの児童文学作家への道が始まった。
先生から執筆に関わるノウハウを
教えてもらった。

わたしの兄弟は医者だと言ったが、
わたしはその逆を行く娘だった。
からっきし勉強が出来ない。
赤点、補習の女王で、
数学なんか白紙で出すやつだった。

そんな雲泥の差のわたしが、
唯一できることは
文章を書くことだけだった。

そんな紆余曲折があり、
わたしは小さな文学賞を貰うまで成長した。

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町医者との恋バナばかり書いてる
馬鹿丸出しのわたしだが、
とりあえず、取り柄はあるらしい真顔