しろくまです。(๏㉨๏)

 

朝、いつも同じ道を通る女性に声を掛けられた。

 

いつも私は移動中はイヤホン付けて音楽を聞いているのですが、誰かに話しかけられるとは思っていなくて、話しかけられた瞬間ぎょっとしてしまった。

 

 

いつも姿を見るので、顔見知りと言えば顔見知りなのだろうか。

 

 

彼女と私は、目的地は一緒なのだが、分岐する道で一度別れてからまた同じ道に戻る。

 

彼女の通る道の方が、距離は近いのだが歩道橋を登らなくてはならない。

私の通る道は少し遠回りなのだが、トンネルが続くので涼しくて快適。

 

 

彼女に話しかけられた理由は、トンネルの道ってどうですか?

という理由からだった。

 

 

目的地までの10分程度の道を、話しながら一緒に歩いた。

 

彼女と私は同じくらいの歳で、彼女には大学生の娘さんがいるそうだ。

今、転職に向けて勉強を頑張っているとのこと。

 

私は現在特筆するような出来事は、ノンケに淡い恋心を抱いていることくらいなので、自分の話はあまりせず、彼女の話を聞いていた。

 

 

トンネルに入り、お互いに歩を進める。

 

 

女性と暗くて閉鎖的な場所にいるのが、正直苦手だ。

 

友達とかなら全然良いのだが、人通りの少ない場所で私と2人になったら怖くないのだろうかとか思ってしまう。

 

夜道で同じ方向に向かう女性を、後ろから追い越すのも苦手。

 

ただ追い越したいだけなのに、跡をつけられている!と思われたらどうしようと思って、わざわざ反対の道を歩いたりしてしまう。

 

エレベータとかで、2人になるのも苦手。

警戒されている気がする!と思うと、勝手にどっと疲れてしまう。

 

 

 

苦手だらけじゃないか。

(仲の良い女性の友人は多いんですけどね)

 

 

緊張していたのか、そんな事をつらつらと話していた。

 

すると彼女が、少し笑いながら口を開いた。

 

 

 

「気にし過ぎですよ~。でも、そんな風に思っているなんて可愛いですね笑」

 

 

 

…可愛い?

 

 

 

誰が?

 

 

 

向かいからやってくるおじいちゃんの事?

 


 

 

私は性自認が男性で、性的趣向も男性。

 

先日はゲイからブスとのお言葉おいただき、今日は女性から可愛いと言われる。

 

なんて多角的なんだ、私の存在は。

でも、確実に可愛くはないということだけはわかる。

可愛いものは好きだけど。

 

 

言われたあと、モジモジしてしまったよ。

(キモチワルイ)

 

 

恥ずかしいのか、嬉しいのか、違和感なのか。

感情もよくわからないから、今日は早めに寝よう。

 

 

 

件の彼は、とても可愛いのだけれどな。

でも、失礼だが彼の可愛さは広く知られないで欲しい笑

(怖っ!)

 

 

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

おしまい。