しろくまです。🐻‍❄️

 

旅先で、真夜中のコンビニに水だけ買うためにレジに並んだ。

 

 

夜中のシフトだからだろう、店員さんは1人。

前に並んでいる若いカップルが、多くの商品を並べて、レジが終わるのを待っている。

 

レジ前には20点以上の商品が並べられている。

水を買いたいだけの私は、その光景をみてぐったりとしてしまった。

 

 

カップルの男は左右に小刻みに揺れている。

 

茶髪にセミロングの髪型で、タンクトップにパーカーを羽織っている。

だらしなく羽織った肩から背中にかけてはだけて露わになった肌には、色のない龍が泳いでいる。

 

 

隣の女は金髪で、綺麗にまとめた髪を大きなリボンで結んでいる。

 

背中が大きく開いた服を着ており、男と同じように肌が露出している。

その背中はお世辞にも綺麗とは言えず、小さなシミが沢山あり、吹き出物でできたであろう瘡蓋は、まだ血の色をしていた。

 

 

レジ前に並べられた商品はインスタント食品ばかり。

申し訳程度に、サラダチキンやスナック菓子もあった。

 

 

女はハイブランドのショルダーバッグから、それと同じブランドの財布を取り出し、投げるように一万円札をトレーに入れた。

 

ショルダーバッグの肩紐は年季が入っており、そのバッグには似つかわしくないこれまた年季の入ったぬいぐるみがぶら下がっていた。

 

 

女の子綺麗にまとまった髪の毛と、シミと瘡蓋だらけの肌のコントラストに見えない「毒」を見た気がした。

 

 

 

私も若い頃はこんな感じだったのだろうか。

 

若さで補えたものは、時間と共にそれだけでは事足りず、更に強いなにかで誤魔化していく。

 

 

 

 

 

若さも美貌も持ち合わせていないおじさん。

 

そう、私だよ。

 

肌荒れてるし、顔むくんでいるし、お腹も…

 

 

 

先日、ゲイより口の強い姉に

 

「お前の良い所はどこだよ!? 1個もねーじゃん!照れ

(※きっと愛情の裏返し)

 

と言われ、膝から屈み込んでしまったことは秘密。

 

※久しぶりに、言葉で殺されかけたヮ真顔

 

 

東京での不規則な生活の代償を払うため、今日もイヤイヤしながらジムに向かうのでした。

(イヤイヤしても、誰もかまってくれないので結局行くのが何とも悲しい。)

 

 

 

おしまい。