しろくまです。

 

今日の帰りのことです。

 

連休最終日、友人と昼から酒を飲んだ代償からでしょうか、今日の帰りはいつも以上にぐったり。

寝過ごさないようにと、少し激しめな曲を聴いていた。

 

 

家の最寄りのバス停で降りると、進行方向から中学生3人組が歩いてくる。

 

3人以上の集団と道ですれ違う時、少し身構えてしまう。

何かされるわけじゃないのに、団体さんが何となく苦手だ。

 

 

平静を装いながら、3人組とすれ違う。

 

すれ違いざま、その中の1人の声がイヤホン越しに聞こえた。

 

 

「…ちは!」

 

 

最初3人で話している声だと思ったのだが、多分違った。

咄嗟にイヤホンを外した。

 

一番私に近い場所にいた子が、こんにちは!と挨拶してくれたのだと気が付くのに少しタイムラグがあった。

 

私は振り返って「こんにちは!」と言ったが、お互いから離れて歩く速度は、思った以上に速かった。

 

 

多分、挨拶をしてくれた子に声は届かなかったと思う。

 

 

帰ってきてから、そんな申し訳無さがぐるぐるしている。

 

 

心優しい少年よ、本当にごめん、ごめんよ…

しろくま、猛省…

 

 

私は真顔でいると割りと怖がられる風貌をしている。

普通の人より体でかいし、少し怖いよね。

そんな私に挨拶をしてくれたのに。

 

 

今度また会ったら、私から挨拶するね。

だからこれからも続けて欲しいな。

 

 

 

 

おしまい。