しろくまです。

 

昨日に続いて、久々の東京でのお話。

 

前日リアルした彼は、久々に飲んだお酒がかなり効いたらしく少し辛そうだった。

人の家の冷蔵庫を勝手に空けるのは良くないと思いつつ、水を飲ませないとと思い、色々と勝手に拝借してコップに水を注いだ。

 

寝室にいた彼にそれを渡すと、眠気なまこな状態で水を飲み干した。

 

帰りの時間もあったので、彼にそれを告げて帰り支度を始めた。

というか、彼をゆっくり寝かせてあげたい。

 

 

帰りの時間まで、まだ時間はあったがお暇することにした。

玄関先まで彼が見送ってくれて、軽いキスとハグをしてくれた。

 

 

多分、これくらいの距離感が良かったのだと思った。

色恋で始まったとしても、きっと人としての繋がりを求めているのかもしれない。

 

 

 

外に出ると太陽が眩しい。

 

 

昔、ワンナイトの営みをした人の家から1人で帰ることがとても好きじゃなかった。

一線を超えた事で体は近付いたはずなのに、心はとても遠くに追いやられてしまった様な気がしてしまった。

 

 

表には決して見えないのだけど、心の距離はこれ以上縮まることは決してないのだと言われたような気がしていた。

 

 

若い頃の自分には、割と白と黒しかなかったのかもしれない。

それが相手には、きっと重荷に感じてしまったのだろと、今なら少し分かる。

 

 

どんな感覚であれ、良いと思った相手とはその先の関係が断絶されてしまう事は、少し悲しい。

 

でも、大人になって距離感の詰め方が少し上手になったのかもしれないと思った。

 

 

 

帰りは、池袋発の高速バス。

予約の時間まであと2時間ある。

とりあえず、ラーメンを食べたい(東京では殆どラーメン食べてる)

 

 

お店に入って、注文を済ますとアプリの通知が鳴った。

たまにメッセージをやり取りしていた方からのメッセージだった。

 

 

「あれ? ジャンプしてるの?」

 

「いえ、東京に来ていました。でもこれから帰ります。」

 

「えー! 連絡してくれたら良かったのにー」

 

「すみません💦」

 

「今どこにいるの?」

 

「今は池袋でラーメン食べてます」

 

「え?マジ?俺も池袋なんだけど!」

 

 

そう言われて、アプリで彼との距離を見ると100mしかなかった。

ラーメン屋さんの隣で、1人ビュッフェを楽しんでいたらしい。

 

 

いきなりラーメンがみすぼらしく思えてきた笑

(ラーメン屋に失礼)

 

「何時に帰るの?」

 

「15時のバスで帰ります。」

 

「じゃあ後2時間くらいあるね。何か予定ある?」

 

「いえ、ラーメン食べることしか考えて無かったです笑」

(どんだけラーメン食べたいんだ私…)

 

「ほんと? じゃあお茶しようよ!」

 

「良いですね、是非お茶しましょう^^」

 

 

急遽決まった予定。

とりあえず、頼んでしまったこのラーメンを急いで食べなくては!💦

 

 

 

 

つづく。