しろくまです。

 

Twitterか何かで見かけた言葉。

 

心理学の教授から聞いたのですが、「小学五年生」「中学二年生」「高校二年生」の時にはまったジャンルというのは、一度熱が冷めても再燃しやすいそうです。

 

私はこのソースも不確かな言葉に、見事当てはまってしまった内の1人だ。

 

音楽だと、小5と中2にハマったものが割りとその後の趣味を形成してるなと感じる。

椎名林檎、宇多田ヒカル、JAM、イエモン、ゴイステ、メロコア、HIP、R&B。

 

同時はCDからMDに音楽を取り込むことに熱中し、音楽やアーティストをMDのラベル、コンポを使って音楽タイトルをちまちま入れていたものだ。

 

1度熱が冷めながらも確かに再燃していることが多い。

今は音楽はサブスクで聞いていて昔の曲を聞くと、いとも簡単にその年代の曲を聴き耽ってしまう。

 

 

漫画もそうだ。

家にあるからという理由も大きいからかもしれないが、高校2年あたりにハマった漫画は年齢を超えて再燃したものは多い。

 

 

 

最終兵器彼女

ある日突然人間兵器となってしまった女子高生・ちせと、主人公 ・シュウジによる純愛ストーリー。 「この星で一番最後のラブストーリー」というキャッチコピーがついたこの作品は、世界の終わりが舞台のディストピアで、過酷な状況におかれながらも純粋な愛を紡いでいく2人の様子が繊細に描かれています。

 

 

これは高校の時に読んで、何度も泣いたな。

思春期特有の青臭さと性欲と愛の間だったり、そんな共感が随所に散りばめられていた。何と言っても主人公たちの不器用さが愛おしい。

 

 

 

寄生獣

地球に突然、謎の寄生生物「パラサイト」が出現。それは知性を持ち、人の脳に侵入して体を乗っ取り、他の人間を捕食する。人知れずパラサイトが増殖していく中、ごく普通の高校生・新一に潜り込んだパラサイトは脳への侵入に失敗し、右腕に居座ってミギーと名乗って彼に共存を持ちかける。ミギーとの共同生活を余儀なくされた新一は、数奇な運命に導かれていく。

 

 

高校時代に部室で読んだのですが、途中までしかなく大人になってから最終巻まで読破。人とは、生き物とは、色々な葛藤やそれぞれの主張のやり取りがとても興味深い。キモカワだったミギーがどんどん愛しくなる。

 

 

 

ドラゴンヘッド

新幹線が、トンネル内で原因不明の事故を起こした。車両は大破し、乗客のほとんどは即死だったが、修学旅行帰りの高校生・青木テルと、同級生の瀬戸アコ、高橋ノブオの3人は奇跡的に生き残り、救助を待っていた。しかし誰も現れず、トンネル内はますます闇に覆われていき、ノブオは恐怖のため次第に精神に異常を来たしていく。混乱の中、テルとアコは暗闇の恐怖を逃れるため地上に脱出するが、2人の眼に映ったのは白い灰が降る荒廃した大地だった。

 

 

同じ様なジャンルで、漂流教室も好きでしたが、タイトルの回収が秀逸すぎて鳥肌立ったなぁ。最終話は色々議論があったみたいですが、私は好きだったな。

形はペンディングトレインの制作にも多大な影響を及ぼしていると思います。

 

 

 

ARMS

力が欲しいか?力が欲しいのなら…くれてやる! 内なる声に呼ばれた時、平凡な高校生・高槻涼の右腕に目覚めたのは、地上のどんな兵器をも凌駕する金属生命「ARMS」だった!生きるため、誰かを守るため、主人公たちは謎の巨大組織「エグリゴリ」との熾烈な戦いに巻き込まれてゆく。しかし、彼らの前に立ちはだかる敵もまた、哀しい宿命を背負っていた。

 

 

「不思議の国のアリス」がモチーフとして使われていて、元祖能力者モノ的に感じるARMS。「進撃の巨人」の諫山創先生、「テラフォーマーズ」の貴家悠先生などが影響を受けたと明言している。

そんなARMSの皆川先生は「スターウォーズ」から影響を受けているらしい。

 

キャラの能力、戦闘心理や武器、鉱物や化学物質、プログラム知識など多岐にわたる情報が多く、読み応えがとてつもない。

 

そして、明言もかなり多い作品なのだ。

 

最近LGBT理解増進法などで気持ちが落ちて、それを多少なりき引きずっていたのだが久々にARMSを読んで、そのセリフに心が熱くなった。

 

 

 

人の足を止めるのは絶望ではなく“諦観”(あきらめ)
人の足を進めるのは希望ではなく“意志”(いし)

 

 

あぁ、本当にそうだ。

私は絶望じゃなく、あきらめようとしていたんだな。

そして、そこに向かうためにはいつかくる未来の希望を夢見るのではなく、そこに近付くための動かそうとする意思、一歩が必要なのだと思った。

 

 

鬼滅の刃の煉獄さんのセリフも良かったな。

 

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ!

 

これもぐっと来た。

勿論それを言える人間が言うこそなのだろう。

 

 

 

温度のない言葉は、人の肉体も心も壊せるけれど、熱く魂を揺るがす言葉は魂を強くする。

中二病にも思えることもあるが、心を突き動かす言葉はいくつになっても響く。

 

 

前を向いて一歩ずつ歩いて、胸を張って生きよう。

 

 

 

 

おしまい。