しろくまです。
週末のイベントで、例のママさんにお会いすることができました。
開始時間直後はまだまだ人もまばらだろうと高を括っていたら、既に会場は大勢の人で賑わっていた。
急いで会場入りをし、ドラッグクイーンさん達のショータイムの楽しんだ。
ママさんの話↓
早くお酒を頼まなきゃと思い、バーカウンターに移動すると名前を呼ばれた。
ママさんが笑顔で大きく手を振ってくれていた。
その顔を見て、笑顔になるのが自分でもわかった。
私「お久しぶりです!お元気でしたか?」
マ「元気よー!お店も出ているし、パートも3時間頑張っているわ。
でも、少しだげ手の調子が良くないの。」
ママさんの手を見ると、手の形が少し変形してしまっていた。
痛くはないのよ、というママさんの手をさすった。
マ「リウマチが進行しててね、前はとても痛かったんだけど今は大丈夫よ。」
薬を飲み上がら進行を防いでいるが、もうこれとはずっとお付き合いするしかないわねと、笑って話すママさんの顔はとても優しかった。
昔話をしながら、お酒を一緒に楽しむ。
マ「アンタ、太ったわねぇ。今の子たちはみんな太っていくのよね。」
私「そうですねぇ。笑 でもちゃんと筋肉もありますよー」
マ「そう言えばアンタ彼氏は?」
私「あ、そっちはてんでダメです笑 どう頑張れば良いですかね?」
そんな他愛もない近況報告。
まるでママさんのお店で話しているかのよう。
しばらくママさんと歓談を楽しんでいると、会場にいたドラッグクイーンさんが
ド「テキーラ飲めます?」
と聞いてくれて、ドラッグクイーンさんたちと一緒にテキーラを飲んだ。
胃に流れ込むアルコールが体を熱くさせる。
その場で写真を撮ってくれた方がいて、LINE交換をして写真を送っていただいた。
都会の方たちのスピード感に少し驚きながらも、大いに楽しんだ。
その中の1人の男性が、声をかけてくれた。
「地元の方ですか?」
背の高い、少し恰幅の良い若パパみたいな風貌の人だった。
私「そうです、でもこのイベントの参加は今回が初めてなんですよ。」
彼は近くでテニスの大会があり、大会の打ち上げの後にここに来たのだそう。
話をしていると、同じ歳だった事がわかった。
ゲイの友人で、同じ年の子に会うことはそんなに多いことではない。
事実、私は地元で同じ歳のゲイの友人は1人もいない。
だからなのか、とても話しやすく親しみやすい。
きっと彼のコミュ力の高さも影響しているのだろうが、会話が心地良い。
私「今日は東京から古い付き合いのママさんも来てくれているんですよ。」
そう言ってママさんに彼を紹介した。
勝手な私の思いつきで、ママさんと彼に近くのゲイバーに行ってみないかと提案する。
2人ともすぐに快諾してくれ、一度会場を出ることにした。
そして、夜風が心地良い道を3人で歩き始めた。
つづく。