しろくまです。

 

ゲイバーに忘れ物をしてしまい、取りに行くと罵詈雑言を浴びせられ憤慨した私。

 

マ「アンタのくだらない荷物のせいで私の時間を割いてくれてるんじゃないわよ!」

 

売り言葉に買い言葉。

 

私「あー、そうかよ!もう二度こねーよ!」と。

 

 

前回のお話↓

 

 

 

 

その日は興奮状態で家路についた。

 

自分に落ち度があったことはわかっていながらも、ママさんの「くだらない」という言葉に過剰に反応してしまったのだ。

 

 

私の忘れ物は、友人への誕生日プレゼントだった。

 

私は誰かへのプレゼントは、いつも購入までかなり時間を要してしまう。

すでに持っているだろうか、これだけでは少し淋しいだろうか、安すぎではないか、好みじゃなかったらどうしようなど、こんな所でも自己肯定感の無さが露呈してしまう。

 

 

そのプレゼントをくだらないと言われた事に対して、その行為や友人までも侮辱されたような気になってしまったのだ。

そして、その大切なプレゼントを忘れてきてしまった自分自身にも腹を立てていた。

 

 

その2~3日後、珍しい友人から連絡が来た。

 

友「あんた、ママとケンカしたでしょ?」

 

私はママさんとケンカしたことは誰にも言っていないし、その場に誰もいなかった事から、ママさんが彼にそれを言ったのだと予想を立てた。

 

私「うん、ケンカした。もう二度と行かないって怒って帰ってきちゃった。」

 

友「まぁ!アンタ怒るのね、意外だわ。」

 

私「そうだね、いつもはそんなに感情的にはならないし、ましてやお店でケンカなんてしたことなかったよ」

 

友「まぁ余程ひどかったってことね。でもママ反省してたわ。アンタを怒らせちゃったって。」

 

当時の私は、ママさんのこのやり方にまた腹を立てていた。

 

けれど今考えれば、20歳も年の離れた私に友人を通してでも謝罪の意を伝えてくれていた事をもっと敬うべきだったと反省している。

 

 

私はその後、何度かママさんのお店に伺おうと思ったのだが、思うだけでずっと行けずにいた。

 

今回東京で会ったKさんにその事を言うと、Kさんが一緒に行こうと言ってくれた。

 

Kさんとの関係↓

 

 

行きたいが気恥ずかしいし、今更どんな顔をすればいいのか。

そしてあの頃より20キロほど大きくなってしまった私がわかるだろうかと、本気で心配になった。

 

お店の前で深呼吸をして、その姿を見てKさんはニヤニヤしている。

思い切って扉を開く_

 

 

マ「いらっしゃーい。」

 

もうかれこれ15年以上は会っていなかったのに、ママさんの見た目からあまりその年月を感じられなかった。

 

Kさんを先頭にお店に入ると、お客さんはまだいなかった。

ママさんはチラっと一瞬私を見た。

 

マ「あら、アンタ大きくなったわねぇ」

 

K「ママ、この子誰だかわかる?」

 

マ「わかるわよ!しろくまでしょ?」

 

私「そうです!ママさん、ご無沙汰してます。」

 

ママさんが色々と準備している間、Kさんが私を見てニヤリとした。

ママさんが戻ってきて、3人で乾杯した。

 

ママさんが覚えていてくれたことと、久しぶりに会う人に名前を呼ばれた事が、なんだか嬉しかった。

 

 

 

 

つづく。

 

 

 

 

※もう蚊に刺されました。

今年も彼らが活躍してくれることでしょう!

 

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