こんばんは、しろくまです。

 

昨日は元彼の誕生日だった。

4年には少し足りない期間だけれど、お付き合いさせていただいた。

 

別れてからまだ10ヶ月程、体感はもう2年位経っているように感じる。

 

お互い色々な所へ行き、沢山の体験を共有した。

今となっては良い思い出だ。

 

元彼は世話焼きだった、凄く尽くしてくれた。

そして、限りなく乙女で嫉妬深かった。

 

出会った最初の頃、雨の日に都内に住む元彼は、わざわざレンタカーを借りてきて、私を駅まで迎えに来てくれた。

田舎に住む私は、遠距離恋愛が多かったのだが、そんな風に迎えに来てくれた人は

元彼が初めてだった。

私は「そんな勿体無いから良いのに」と口では言っていのだが、内申凄く嬉しかったことを覚えている。

 

私は人と付き合うということに、いつも積極的になれない。

いつか終わってしまう事を考えてしまう。

相手に好きという気持ちを素直に伝えられない。

多分私はアダルトチルドレンなのだと思う。

 

元彼は私の事をとても想ってくれた、それが私にとって嬉しくもあり苦しくあった。

 

彼に同じ気持ちを返せない、と心の何処かで思っていてそれが何故かとても苦しいのだ。

 

想われると逃げたくなる。

だって、私はあなたにあなた以上の物を返せないから。

 

 

そんな中、元彼が私の携帯を盗み見ていた事が発覚する。

一度それで大きな喧嘩になったのに、それからも何度かそんな喧嘩をするのだった。

 

好きだと気持ちを口に出して伝えないから、彼は不安になったのかもしれない。

でも携帯を見て何か変わるのだろうか…なぜ喧嘩になると分かっていることを吹っ掛けるのか理解できなかった。

 

色々価値観が違う、そんな話はずっとしていた。

私は元彼にずっと「同じ価値観の人と一緒になれた方が幸せだよ。

それにあなたは都会に住んでいるのだから、すぐ近くで会える人と付き合った方が

幸せだよ」と言っていた。

 

 

私たちの別れはLINEだった。

それほどまでに冷めてしまっていたのだ。

 

元彼は私の最後のLINEは読んではくれなかった。

いや、それで良かったのだとも思った。

 

もうすぐ元彼の誕生日だなと思ってトークルームを開くと、私の最後のメッセージが既読になっていた。

 

誕生日おめでとうと送ろうかとも思ったが、やめた。

もとに戻れないのなら、伝えることはただの自己満足なのだろう。

 

ただ誰かと一緒に幸せになっていてくれたら、同じ景色を見て笑いあえていたら良いな、と心から思う。

 

自分には出来なかったのに、無責任だけれども。

 

一日遅れだけれど、誕生日おめでとう。

 

どうか、幸せになっていて欲しい。

 

 

会いたくて会えない人 運命と呼べなかった恋も
手が離れた冷たさを思い出せたら 優しさへと変えよう

 

SUPER BEAVER

東京