こんばんは、しろくまです。

 

 

ここ最近、心がうまくコントロール出来ずに、ささくれている。

そんな時の心の浄化として、「夏目友人帳」を観たりするのだ。

 

ご覧になられている方も多い作品だと思うのだが、

念のためあらすじの引用を↓

 

小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。

彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた「友人帳」を継ぎ、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪達にその名を返す日々。

ようやく手に入れた大切な場所で、友人達との深まる絆を感じながら、夏目は妖怪達との出会いや別れを繰り返していく…。

 

 

主人公である男子高校生の夏目。

両親を亡くして親戚のお世話になるのだが、妖怪が見せる夏目をみんな

気味悪がり、夏目は親戚をたらい回しにされいつも1人ぼっちだ。

 

そんな中、田舎にお住まいの遠縁である優しい藤原さん夫婦に引き取られて、

友人も出来て穏やかに暮らしている。

 

妖怪とのやり取りは心温めるエピソードも多いが、

少しチクッと悲しいお話もある。

ただ、以前の暮らしより夏目の生活はだいぶ人間らしい。

 

 

この夏目に対して勝手な解釈なのだが、セクシャルマイノリティ的な要素を感じるのだ。

 

夏目がそうというわけではなく、「妖怪が見えることを誰にも言えない」事を1人で抱えている点だけなので、少し強引なのだが。

カミングアウト出来ず苦悩すると少し似ているように感じてしまう。

 

 

夏目が幼少の頃は、「妖怪が見える事」を誰にも言えず苦悩する。

だが高校生になった夏目は、ひょんなことから友人に妖怪が見えることバレてしまう。

 

田沼と多軌。

田沼は神社の神主の息子で、妖怪の気配を感じる事ができる。

多軌は可愛い女の子で、全くそういう能力はないが、妖怪絡みのいざこざを

夏目に助けて貰う。

 

この二人は、夏目の「妖怪が見える事」を知っている。

そんな夏目を二人は優しく見守ってくれている。

 

 

誰かと違うこと。

人に言えないこと。

 

知られてしまったら、きっと頭がおかしい奴だと思われてしまう_

 

それが幼い子どもにはどれだけ残酷だろうか。

 

 

あなたを、そのままのあなたを受け止めてくれる人がいる。

そんな風にも見える作品なのだ。

 

 

春先と、夏の終わりがとても良く似合う「夏目友人帳」。

 

知っている方も知らない方も是非ご覧いただき、

心のデトックスをしてみませんか笑

 

 

※少し前ですが、映画公開記念で無料配布されたアイコンです。

にゃんこ先生、ふてぶてしくて可愛い!