こんばんは、しろくまです。

 

 

お店のオーナーに、自分の時間帯の売上が落ちている事を指摘されたEさんは、えーっと…と言ったまま言葉が続かないでいた。

 

 

周りのスタッフは下を向いたまま、微動だにしない。

私もそれに倣って、呼吸を整えながら動きを止める。

 

 

オーナーがEさんに話す。

 

 

オ「あんたね、売り方が安いのよ」

 

 

 

安い。

うんそうね、その通りだわ。

でも、ガチなトーンでは絶対言われたくないと心から思った。

 

 

ただEさんを庇うわけでも、自分がそうなりたいわけでもないのだが、それでお客さんが来てくれるなら、お店としてはいいのではないかと疑問に思った。

 

 

あれ?でもEさんの時間帯の売上が落ちているって言われているよな…

 

 

純粋に不思議だった。

 

いわゆる「枕営業」ってやつだと思うけど、お客さん取るために、この業界に限らず存在しているのではないのか。

 

 

オ「SEXは最後の武器なのよ!いつでも又広げているようなオカマは、一発できたらおしまいなのよ!」

 

ぎゃふん!

なるほど確かに、と納得してしまう。

 

 

オ「ヤッた後に、興味を持ち続けさせる事は相当な努力でもしなきゃ無理なのよ!わかったらその安い売り方はやめなさい!」

 

 

Eさんは泣いていた。

乙女のように、しくしく泣いていた。

オーナーの迫力に負けたからなのか、自身を恥じてなのかはわからなかった。

 

 

MTが終わって、お店をみんなで出る頃にはEさんはケロっとしていた。

さっきの涙は嘘なのかと思わせるくらいダメージを受けていない感じだった。

 

 

E「オーナー超うざいんですけど、若さへの嫉妬かしら?」

 

 

 

つ、つえぇぇ…真顔

 

 

 

凄いけど、もはや怖い。

 

 

人生の中で、死ぬほど嫌いな人ってあまりいないのだが、苦手だったり思うことがある人は何人かいて、このEさんもその1人だ。

 

 

何故苦手意識があるのかと考えると、きっと同族嫌悪なのだろうと思う。

 

 

自分にはなかなか出来ないことを、さっとやってのける。

私だってタイプの殿方には積極的に話しかけたいが、それがなかなか出来ない。

それが出来てしまうEさんを羨ましく思いつつ、妬んでいたのだろうな。

 

 

苦手な理由がわかると、ほっとする。

 

 

でも、傍若無人な振る舞いはやっぱり好きではないな。

そこがなければ、憧れの先輩だったのかもしれない。

 

 

Eさんとの最後の思い出は、私が当時付き合っていた彼氏と別れた時、

Eさんから連絡があり、

 

E「ねぇ、アンタ彼氏と別れたんでしょ?アタシに紹介しなさいよっ!」

 

 

お前みたいなブスに、元彼を紹介なんてするかボケぇ!

 

 

確か返信無視したと思う。

 

 

風の噂では、Eさんは素行の悪さでお店をクビになり、女装として違うお店を転々とするも、同じ理由で解雇されたらしい。

 

 

そして顔を整形し、ステロイドで体をマッチョにしたらしい。

私もしたいと思うことがあったが、できなかった。

この行動力は凄いなぁと、純粋に思うのであった。

 

 

一度きりの人生だもの、人の目を気にせず、自分の生きたいように生きることは大切なんだなぁ。

 

 

仕事の事は何にも教えてくれませんでしたが、唯一私の中にあるEさんの教え。

 

 

エロビデオのサンプルが沢山見られるサイトを教えてくれてありがとうございました。

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若い頃は大変お世話になりました。

本当に、それだけは感謝です。

 

 

 

おわり。

 

 

 

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