こんばんは、しろくまです。
ゲイバーの先輩である、Eさん。
どちらかというと中性的な顔のイケメンさん、普通に俳優さんにいてもおかしくないくらいの顔面偏差値をお持ちの方である。
※因みに私が働いていたお店のコンセプトは、坊主や短髪、髭は生やしていた方が好まれる。
やんちゃとか男の子らしさが良しとされていて20代~30代前半くらいまでの人が働いていた。
女性のファンも多いEさん。
特にゲイの方より、お水の女性から可愛がられていた。
そして人気があるゆえなのか、Eさんは後輩たちに優しくなかった(笑)
自分を引き立たせるには何でも使う、そんなタイプの人だった。
ある時、お店に置いておいた私のキャップが無くなっていくことに気付いた。
お酒に酔ってどこかに無くしてしまったんだろうかアディダス。
ある日、Eさんがお休みの日にお客さんと二人でお店にやってきた。
その頭には見覚えがあるキャップ…
どう見ても私の物だった。
私「Eさん、それって僕のキャップじゃないですか?」
E「え?これアンタのなの?
あたしが被った方が似合うわよ」
そういってEさんは悪びれもなく、そのまま我が物顔で被っている。
Eさんが怖かった私は、作り笑いでその場を乗り切るしか無かった。
心の声「いやいや!似合ってないし!なんなら窃盗だし!」
そしてEさんは、一緒に来たお客さん(色恋)とお店でいちゃいちゃしはじめるのだった。
ソファーの席があり、そこでちちくりあっている。
なんと汚らわしい!!きー!
ホテル行けホテル!近くにあるだろ!と私は激おこぷんぷん丸である。
別れを惜しんで終電間際にちゅっちゅするカップルは、まだ何故か許せる。
遠距離なのかな、とか理由を探せるから(だから良いわけじゃない)
しかし、人前でしかもカップルでもない者同士が性的なお戯れをしていることに対して、私は嫌悪感をいだいてしまう。
(男女限らず、これをする人は不美人な方が多いと私は勝手にレッテルを貼っている。
美男美女は人前でいちゃつかない気がする)
結局Eさんは、閉店までそのお客さんと一緒にいたのである。
心の声「長居しすぎだろ、帰れよマジで!ホテル行く金ねーのかよ!」くらいには私の心は荒れていた。
そして荒れた私は、他の店で昼まで飲むのあった…
(帰れよ)
こんなEさんと私、性格は相容れない性格同士なのだが、とても厄介な共通点があるのだ。
それは…
ごつい男性が好きということ。
好きな男性のタイプが丸かぶりなのだ。
巷でいう、ガチムチが私たちは大好物なのだ。
柔道家や、プロレスラーなんかの体型も人とがいたものならば、二度見、いや三度見するくらい好きだ。
働いていたお店にそういうタイプのお客さんは、あまり来ることはなかった。
そして幸か不幸か、ある日ガチムチイケメンが単独で来店してしまうのであった!
男のタイプが被る店子二人、さぁどうする?!
血に飢えたオカマの戦いが、今始まるのであった_
つづく。