こんばんは、しろくまです。

 

 

実は私、20代の頃にゲイバーで働いておりまして。

イベントなどのヘルプなども含めると多分10店舗くらい。

 

ゲイバーは楽しいところですが、その分怖いことも沢山ありますw

 

そんなゲイバーで働いている人達の様子を書いていこうかと思います。

※因みにゲイバーで働く人はママ、チーママ、店子という階級になっております。

 

 

お店のママから誘われる

 

このパターンで働くことになることが意外と多いです。

お客で飲みに行っていると、「働いてみない?」と最初は冗談っぽく言われ、潜在的に興味がある子はそのまま体験して、入店みたいな流れが多いです。

 

応募する

 

当時はネットから応募なんて事は殆どなく、やってみたいと応募してくる子はオーナー又はママと面接してから入店というパターンになります。

履歴書の提出はあったりなかったり。

ちゃんとしている店もあれば、そうでないお店も多いです。

因みに私は最初のお店だけ履歴書を持っていきましたw

 

 

ゲイバーにはコンセプトというか、客層が割りとはっきりしているので、

中に入る店子の容姿は割りと大事になってきます。

顔の造りもあるとは思いますが、系統ですね。

 

ジャニーズ系の方が好まれるお店でガチムチは働けないし、太めが好まれるお店では細い子は働けない。

しかし見た目だけではなく、トークが面白かったり、お酒が沢山飲めるという長所で、名物キャラとして働くことなら入店の可能性はある。

 

 

私が最初に働いていたのは新宿二丁目のとあるお店。

そこのお店で働いていた友だちに誘われた事がきっかけだった。

 

※後々知ったのだが、そこのお店は自分が辞める場合、誰かを店に紹介するようにするシステムが取られていた。私が辞めるときには人が沢山いたのでそれはしなくて良かった。

 

 

田舎から出てきたばかりのお芋ちゃんだった私は、ゲイバーで働くことが恐怖でしかなかったが、そのお店は何度か行った事もあったし、何より二十歳そこそこの私には、中で働いている人達がとても格好良く見えた。

自分もそうなれたら、なんて夢見たのた。

 

それにお酒が好きだったので、働きながらお酒が飲めるなんて!というのが、働こうと思った一番強い動機でもあった。

 

 

ただ、そのお店で働くことにいは大きな悩みがあった。

それは、痴情のもつれというやつだ。

 

 

※辞書で痴情のもつれを調べると、必ずと言っていい程「男女間」「異性間」と出てくるので、LGBT理解増進方が進むと、こういう文言も変わっていくのだろうか、とふと疑問に思うことがある。

 

 

先に働いていた先輩店子にFさんという方がいた。

端正な顔立ちで、女性にもモテそうなイケメンさん。

ストリート系の格好をしており、とてもおしゃれさんでもあった。

 

私は田舎に住んでいる時、このFさんの彼氏さんのGさんとネットを介して知り合っており、FさんとGさんが付き合っている事を知らずにGさんとメールのやり取りをしていた。

 

そう、Fさんから見ると私は彼氏の浮気をほのめかす女(?)なんじゃ…と、あまり良い印象を持たれていなかったのだと思う。

 

 

働き初めて、Fさんとシフトが被ると、Fさんは全然話をしてくれない。

仕事のことを聞けばぶっきらぼうに答えてくれるが、それ以外は全く話さない。

 

 

怖い…滝汗

 

 

お客さんとはオネエで盛り上がっているが、お客さんが離れるとスン!

私は洗い場から出ることが中々できなかった…

 

 

前途多難な、私の店子生活が始まるのだった…

 

 

つづく。